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さと日記
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旅好きエンジニア。登山3年目。海に山に出不精ながらに出かけます。

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2度目の被災地ボランティアに行く

2011/08/10 22:53
ボランティア証です
エリア:
  • 東北 > 宮城 > 石巻
テーマ:
  • その他
7月29日、2度目のボランティアに行ってきました。
ボランティアバス44名の参加、満席でした。
初めて参加された方、女性や一人の方も多かったです。
前回は参加者で土のう袋やスコップを持っていったのですが、
今回は現地のボランティア拠点に置いてあるスコップを使ったり、
土のう袋はバス会社が用意してくれました。
準備がとても楽になり感謝です。

29日の夜、千葉県を出発。途中で寄ったサービスエリアは
やはりボランティアの方々が多く、前線基地のようで勇気づけられます。
バスが早く着くからと、ボランティアを行っている地域より
被害が大きい地域にバスを回してくれました。

女川市の漁港付近の様子です。
onagawa1
onagawa2
onagawa3

普通の町並みがあった所です。
被害の大きさと、4か月たってまだこれほどに
という風景に言葉が出ませんでした。


バスはボランティアを行う地域に向けて走ります。
石巻市大街道地区、前回も訪れた場所です。
スコップなどの作業道具を取りに行ったのですが、
拠点になっているお宅、なんとその前の路地が前回泥かきをした路地でした。

前回作業終了時の写真
側溝がキレイになりまいた

今回行った時の写真、道路に注目してください。
roji


とても綺麗になっていて、一面に立ち込めていた悪臭が
うそのようになくなっています。
きっと多くのボランティアが作業を続けた結果なのでしょう。
自分たちの作業が繋がって改善という形になっていることが
とても嬉しかったです。

今回の作業は家の片付けとなりました。
やはり津波を被った家ですが、躯体がしっかり残っていたため
リフォームしてまた住みたいとの事です。

44名一斉に作業開始です!
まず手前の部屋の家具や家電製品を外に出していきます。
タンスなどの大きいものや重いものは4人〜6人で運びます。
家具を出しきったら、二人一組になって泥を土のう袋に入れていきます。
運び出しと泥かきを繰り返していきます。
休憩をはさんで、畳を外して、水に浸かった部分の壁や床の一部を取り外し、
家の周辺の泥をかいてその日の作業は終了となりました。

作業後です。
katazuke

この家はこれで終わりではなく、翌日に別のグループが床を外して、
床下の泥をかきだすとのことでした。
44人でも1日で1軒終わりません、やはり必要な労働力は膨大です。

作業終了後に家主の方の話を伺うことができました。
震災直後に車で逃げようとしたのですが、幹線道路が渋滞で動けず、
津波が背後に迫る中走って逃げたとおっしゃっていました。
それでもまたこの土地に住みたい、近くに来た時は寄って行きなさいと
明るくおっしゃっていたのがとても力強く印象的でした。
逆にこちらが元気づけられてしまいました。

1人の作業、1回の作業は小さいけども、積み重なって
復興への土台ができあがっていくものだと
実感することができた2回目のボランティアでした。
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