浜比嘉島は周囲わずか7kmほどの小さな島ですが、車で行ける離島としても、また、“琉球の始まりの地”であるという伝説が残る神秘の島としても人気のドライブスポットです。
島の入り口には、左に「比嘉」、右に
浜比嘉島は周囲わずか7kmほどの小さな島ですが、車で行ける離島としても、また、“琉球の始まりの地”であるという伝説が残る神秘の島としても人気のドライブスポットです。
島の入り口には、左に「比嘉」、右に「浜」の案内標識が。まずは比嘉方面にある「アマミチューの墓」へ。ここはアマンジと言われる小島で、琉球開闢(かいびゃく)の祖といわれる女神アマミキヨが祀られたお墓があります。
現在はコンクリートで道が作られているので気軽に渡れますが、満潮の時には結構ギリギリまで波が打ち寄せますので、濡れたり滑って転んだりしないように注意してください。お墓は階段を上がったところに造られており、ここからの浜比嘉大橋の眺めはなかなかのもの。手を合わせた後は、しばし風景を堪能しましょう。
さらに先の比嘉漁港近くには、アマミキヨが男神シネリキヨと暮らしたといわれる洞穴があり、現在は「シルミチュー」という名の拝所になっています。うっそうとした森の中の鳥居をくぐって階段を上がっていくと、広場が作られており、洞穴の入り口があります。鍵の掛かった柵があるので普段は中に入れませんが、洞穴内にある鍾乳石の陰石が子宝の授かる霊石として崇められています。
いずれの拝所も、無料で利用できる駐車スペースがあるので車でも安心。地元では旧正月の年頭拝みで訪れ、家族の無病息災や子孫繁栄を願う人が多いようです。
また近くには「ホテル浜比嘉島リゾート」という宿泊施設があり、すぐ下の「ムルク浜」という天然ビーチが穴場スポットになっています。
ここは誰でも利用でき、夏場にはトイレやレンタルショップ、マリンアクティビティの受付カウンターが設置されています。島の入口から左に走ると、こちらは浜の集落。道の一番奥には無料の駐車場とトイレ棟があり、すぐ前にこちらも無料の「浜比嘉ビーチ」が広がっています。
ここは小さいながら、白い砂浜が美しい弧を描く人工のビーチ。防波堤があるため波も穏やかで、小さいお子さん連れでも安心して楽しめます。集落にはシャワー施設(有料)や食堂などもあり、ゆっくりと過ごせませす。