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バンコク (タイ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(10人)詳細

Jim Thompson House & Museum ジム トンプソンの家

Michiko Ono Amsden (トラベルライター、コラムニスト)

スパイからタイのシルク王に、ジム・トンプソンの美的センスあふれるアンティークハウス

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今も美しいテキスタイルのタイ・シルク製品が多くの人を魅了するジム・トンプソン。その創業者でありシルク王と呼ばれたジム・トンプソンの家がそのままに保存されて博物館となっている。

タイの様々なエリアの伝統建築様式による6つの家からなる。こんもりとした緑に囲まれた、朱色に塗られたチーク材の家の中には、ジム・トンプソンが収集したアユタヤの仏像や5彩のベンジャロン焼きの磁器、絵画など素晴らしいタイやその周辺のアンティークが飾られている。

家が建てられたのは1959年、ジム・トンプソンは1967年にマレーシアで謎の失踪を遂げる直前までここに住んでいた。建築家からアメリカの情報将校(いわゆるスパイ)になり、後にタイに移住してオリエンタル・ホテルのオーナーを経て、タイ・シルクを復興させる起業家となったジム・トンプソン。

入場料は、大人が150バーツ、22歳以下は100バーツ。見学は無料ガイドと一緒に25分のツアーを回る形式。人数が集まったらグループ分けされて出発する。ガイドは、英語・仏語・中国語・韓国語・タイ語のほかに日本人ガイドもいるが、事前に要確認とのこと。9:00〜18:00(最終ツアー開始時刻)。

木が生い茂る庭、タイ料理レストラン、ショップも敷地内にある。場所は、BTSナショナルスタジアムの駅から徒歩で400mほど。

その数奇な生涯も相まって、美的センスのあふれるアンティークに囲まれた家は神秘的な雰囲気に満ちているように思える。

2017/09訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。