1829年創業の焼き菓子の老舗「メゾン・ダンドワ」。もともとは、グランプラスから証券取引所方向に向かう、短い通り「バター通り」で老舗らしい地味な店構えで、ブリュッセルっこのお袋の味「スペキュロース」や「パン・デピス」(香辛料を効かせたケーキ)を焼き、売っていたものだ。
転機が来たのは、オーナーがマーケティング手腕のある経営者に若返ってから。観光客の人通りの多い小便小僧への道沿いに、ベルギーワッフルの買い食いコーナーを持ち、二階にはティールームを備えた二号店が登場。同時にパッケージやコンセプトも一新させて、ベルギー国内ばかりか海外にも多店舗化を図り、お土産ショップや有名スーパーなどにも商品を配下するようになった。
ダンドワのワッフルは、さすがに美味しい。手づかみで食べるリエージュタイプはもちろんだが、お皿に乗せてナイフとフォークで食べるカリカリサクサクしたブリュッセルタイプは、やはりティールームで座って食べたいもの。最近、観光客向けに、フルーツやクリームがごてごて乗ったワッフルが目につくが、これはベルギー人的には邪道。むしろ、パールシュガーのジャリジャリした食感や、高品質なバターの風味が美味しいサクサク感を味わってほしい。
暑い季節には、アイスクリームも美味しい。そして、チョコだと溶けそうで心配な季節なら、ここの焼き菓子類は日本へのお土産にぴったり。おしゃれなデザインの箱入りも、ブリュッセルらしい缶入りもあるからスーツケースの中でも安心だ。
Maison Dandoy メゾン ダンドワ
栗田 路子
(コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)
老舗ティールームでベルギーワッフル三昧
- 投稿日2016/03/14
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ジャンルスイーツ ファーストフード
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エリアブリュッセル
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住所
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電話番号+32-2-540 2702
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営業時間[月-土]9:30-19:00、[日]10:30-19:00
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定休日無休
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予算5~14ユーロ
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公式サイト
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