ムガール帝国末期1754年に作られた、サフダルジャングと呼ばれた宰相の墓廟。
ガイドブックにはあまり知られていないが地元の若者には人気のデートスポット。
平井堅の『ソレデモシタイ』PVの撮影場所に使われたことでも有名だ。
フマユーン廟から車で10分ほどの場所に位置する。
ロディガーデンからもほど近いので近場で巡る観光としては行きやすくてオススメ。
ムガール帝国最後の庭園墓廟としても知られ比較的新しいため保存状態もいい。
それぞれの墓廟を比較しながら楽しむと面白い。
入口門の右手に小さなチケット売り場がありそこでチケットは購入。
高額紙幣は「おつりがない」と拒否されることがあるため、細かいお金は必須。
門をくぐると飛び込むのがイスラム様式の左右対称の建築物。
埋葬されているのは「サフダルジャング(戦争の虎)」と呼ばれていた当時の宰相だ。
酒とアヘンと女に溺れていた当時の皇帝より権力を持ち私腹を肥やしていた彼だが
その存在を恐れた王一族により首都を追われ失脚、追放の地にて死亡した。
彼の息子の命令により墓廟はエチオピア系の建築家によりデザインされ、
所有する敷地内に埋葬されたという。
フマユーン廟と比較すれば規模が小さいが、
緻密に計算されて作られた四分庭園は美しく、
内部のペルシア様式の彫刻が各所に施され、その優雅さにため息がでる。
当時の王でもなかった一人の男のための墓が、
こんな大国の首都それもまたこんな一等地に建てられているとは!
インドの歴史背景には驚かされるばかりだ!
Safdarjang Tomb サフダルジャング廟
フマユーン廟と比べてみよう!
- 投稿日2015/03/23
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアデリー
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住所
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営業時間日の出~日没
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予算現地人 5インドルピー
外国人 100インドルピー
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