Cha ca La vong チャ カー ラー ヴォン

この店は、通り名であるチャーカー（Cha Ca）が、
そのまま店の名前にもなっている雷魚料理の老舗です。
メニューは、それこそ雷魚とブンの料理「チャーカー／Cha Ca」、１つだけ。

はじめに、揚げられた雷魚が入ったフライパンが運ばれてきて、
その上に自分たちで香草を入れて炒めます。
香草に火が通ったら、まず取り皿に米粉麺ブンを入れ、
雷魚と香草を乗せ、ヌックマム（小魚を原料とする酸味が効いた調味料）や
マムトム（エビを発酵させた匂いがきつい調味料）を適量かけて絡めていただきます。

マムトムは、日本でいう納豆のような存在で、
外国人にとっては、また現地の人の中にも、匂いを嗅ぐだけで無理！
という人もいる独特の味と匂いがあります。
そのため客が外国人だとわかると、店の人はマムトムを出してくれません。

大抵、横の席がベトナム人なら、
そこのテーブルには、怪しげな紫色の液体が置かれているはずです。
それこそがマムトムです！！！

味わってみたい方は、
指をさし、店員に「あれがほしい」アピールをしてみてください。




雷魚の揚げ物には骨がなく、ホロホロととても柔らかくて、
見た目よりオイリーさは感じず美味しくいただけます。

ただ気になるのは、量の少なさと値段の高さです。
一人前で17万ドン（約850円）で、
女性でも完食しきってもやや物足りなさを感じてしまう程度です。

しかし、物は考えようです。
1人前10万ドン（約500円）くらいで同じメニューを食べられる店もありますが、
当たり外れがあるはず。
せっかくの旅行の時は、みんなからの支持を得ている名店で、
旅の思い出料金として捉えてみてください。

また、ここは他にも美味しいベトナムフード溢れる旧市街。
限られた旅の時間で、より多くの品を食い尽くすためには
一店舗でお腹いっぱいになってはもったいない！！！
…ということで、同店を訪れる時は、
その後どこかはしごするくらいの盛りだくさんプランを立てておいても
いいかもしれません。