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プーケット (タイ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Chinpracha House チンプラチャハウス

kana (旅行ライター)

かつて財をなした錫(すず)王の豪邸を、心ゆくまで見学しよう!

  • 歴史的建造物おすすめ
  • 定番人気

かつて錫(すず)の発掘で財をなした華僑の一人、プラテック・チンプラチャー氏が1903年に自宅にと建設した、プーケットを代表するシノポルトガル建築の邸宅。現在は、ミュージアムとして当時の建築様式や装飾を見ることができます。

シノポルトガル建築とは、かつて錫の産出地として栄えたプーケットに労働者としてやってきた中国人が持ち寄った文化と、かつてポルトガルの植民地であったマレーシアから入ってきた西洋文化が混ざり合って出来た、プーケットならではの歴史価値がある建築様式です。

場所は、パトンビーチから車で30分ほど。プーケットオールドタウンの外れ、クラビ通りに位置する「チンプラチャハウス」。すぐ隣には、タイ王宮料理のレストランとして知られている有名な「ブルーエレファント」があります。

入場料は150バーツ(子供100バーツ)。邸宅に入る前に現金にて支払います。スタッフは入口にいる受付の方だけですが、タイ語の他に英語も通じます。

家の中には、細工が美しい中国家具のダイニングテーブルや椅子が置かれた広々なスペースが広がります。床のタイルはオランダから輸入したものを利用しているそうです。中心部分は、水が張られたパティオになっていて、ここから冷やした空気を循環させて家の中を快適な温度にしているのだそう。

オリバー・ストーン監督作品の舞台としても利用されたことがあり、オリバー・ストーン監督のサイン入りメッセージや、この家を訪れたタイ王族の方々の写真やサインなどもその他のデコレーションとともに部屋の中に飾られています。

家財道具だけではなく、当時、実際に身に着けていたとされるアクセサリーや衣類なども展示されています 。

現在は、1階部分のみ入室が許可されています。室内は写真撮影もできますが、展示品に触れてはいけませんので注意しましょう。

2019/11訪問
鳥羽 正子 (プーケット情報誌ライター)

プーケット華僑の栄華をしのばせる、シノコロニアル様式のお屋敷

  • 観光おすすめ

プーケットタウンのクラビ通り。錫で栄えた華僑の歴史が残る一帯。
『CHIN PRACHA HOUSE 』シノコロニアル様式のお屋敷。一般にシノポルトギース(中国ポルトガル)様式と
いわれているが、お屋敷の場合はシノコロニアルと呼ぶんだそうだ。
重々しい両開きのドアを開けたそこには、素朴な南の島の暮らしからは想像できない、
時代を超えて私たちを魅了する美術・調度品の数々やかつての栄華を漂わせる空気が流れていた。

このチンプラチャ氏の家は1907年に建てられた。彼はプーケットの華僑のさきがけであった。
彼の富と財力は家具や家のマテリアルにも惜しみなく注がれた。
アワビの貝細工を施したポルトガル製ベッド、イタリア製のドレッサー、ランプ、旅行カバン、
ニョニャ(華僑の女性)が履いた刺繍のサンダル等…。これらはイギリス、イタリア、オランダ、中国などからの輸入。鎧戸に施した彫り物は中国から職人を呼んで彫らせたという。

なかでも一番の見ものは屋敷中央にあるパティオ。小さな噴水があり、上は抜けている。
風水を取り入れた作りで、家の中もとても涼しい。

現在は4代目当主が亡くなり、その奥様が管理して一般公開している。
かつてオリバー・ストーンの『Heaven & Earth』や『ヤングインディージョーンズ』の撮影も行われたこの家、
オールドプーケットの歴史を飾る1頁。

公開時間9:00~16:30 日曜休
屋敷維持のための寄付が入場料。

※以前は広々とした庭が屋敷の前にあって、当時の優雅さを偲ぶことができたが、現在はその土地にタウンハウスが建ってしまい、景観もそこなわれてしまったところが残念。

大塚 誠 (現地旅行代理店経営)

中華+ヨーロピアン!ここでしか見られない独特な建築様式は必見

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  • ガイドの超イチオシ!

チンプラチャハウス は1903年(約110年前)に錫鉱山を経営していた華僑、
Prapitak Chinpracha 氏によって建てられた、シノボーチュギススタイルの建物です。

シノポーチュギーズとは、中国(シノ)+ポルトガル(ポーチュギーズ)の意味で、
中華風とヨーロピアンスタイルの混じりあった、東南アジアの古い中華によく見られる建築様式です。
特にこのチンプラチャハウスは、アンモー(ヨーロピアン)ラウ(ラウンジ)と呼ばれ、オランダから輸入されたフェンス(格子)や、イタリアから持ち込まれた床のタイルなど、建物本体にはヨーロッパからの資材が多く使われ、外観はかなりヨーロッパ寄りな雰囲気。反面、家具のほとんどが中国から輸入されたものであるところが、何とも特徴的です。

入館料は100バーツ。お金を払うと、A5サイズの紙にコピーされた、建物と初代オーナーに関する
英語の説明文をもらえますが、あまりやる気の無い感じ。特にガイドが説明してまわる訳でもないので、
事前に下調べをしておいた方が楽しめるでしょう。アンティーク家具や歴史的な建造物に興味のある人には
おすすめですが、ここだけを見るのではなく、プーケットタウンの他のポイントも合わせて見て回ると良いでしょう。

プーケットタウン中心部からは、徒歩で行けない事もありませんが、建物は細い路地を入ったところにあるので、
見落としやすいかもしれません。トゥクトゥクであれば、プーケットタウン中心部から50~100バーツほどで
連れて行ってくれるでしょう。9:00~16:00まで空いています。

建物はかなり古く見えますが、2階建ての建物には、当時のオーナーの子孫(6代目)が2階部分に住んでおり、
一般公開されている1階部分もきれいに掃除されています。

1階部分は吹き抜けの下に池をあしらった
坪庭を囲む豪華な客間エリア。まさに昔の大富豪の家といった雰囲気で、映画撮影などにも使われるそうです。
その他、玄関エリア、キッチンエリア、寝室などが見学でき、年代物の家具や調度品、
建築当時から現在に至るまでの家族写真が飾られ、古い時代に思いを馳せることができます。

2013年7月現在、建物の正面側の土地は、別オーナーの所有となっており、フェンスで覆われているため、
真正面からの全体像を見ることができないのが残念です。評価は普通とさせていただきました。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。