Hotel Lisboa ホテル リスボア (葡京酒店)

ド派手なカジノのネオンが煌めく外観が目を引く豪華リゾートホテル。1970年に当時マカオ最大のホテルとしてオープンして以来、現在でもマカオを代表する老舗ホテルとして抜群の知名度と人気を誇る。ホテルのオーナーはマカオのカジノ経営権を40年に渡って独占してきたカジノ王こと、スタンレー・ホー氏だ。

客室数はおよそ1000室。増改築を繰り返してきたことから、館内は迷路のように複雑な構造になっているが、アーケードにはカジノ、ショップ、レストランが並び、あちこちにホー氏のプライベートコレクションの一部という貴重な芸術作品が展示されるなど、探検してみるのも面白い。

客室はクラシカルな雰囲気。広さは最もスタンダードなスーペリアタイプで21平米。リノベーションにより設備が更新されており、古さを感じさせず、使い勝手も向上している。Wi-Fiは無料、また、こちらのホテル独特のサービスとして、客室内の冷蔵庫に入っているビールやソフトドリンクも無料となっているのもポイント。

ホテルはマカオの半島の繁華街の中心に建ち、ロケーションは抜群。ホテルそのものが街のランドマークになっており、「リスボア前」といえば、マカオの人なら誰でも知っている場所だ。マカオ半島のカジノが建ち並ぶ新口岸地区、世界遺産セナド広場、聖ポール天主堂も徒歩圏内。交通アクセスでは、マカオフェリーターミナルとの間に無料シャトルバスを運行。ホテルすぐ目の前にマカオ最大のバスターミナルがあり、マカオ各地との間を結ぶ路線バスがひっきりなしに往来する。館内通路で新館にあたるグランドリスボア、カンペックカジノと直結。

マカオの5つ星ホテルの中では、最もリーズナブルな価格帯となっており、コストパフォーマンスの高さが光る。

不夜城のごとく、まぶしいネオンで夜を照らすホテル・リスボア。
その堂々たる姿で、併設する「カジノ・リスボア」とともに、長い間、マカオのカジノ界に君臨していました。

現在は洗練されたラスベガス系カジノも進出し、「マカオのシンボル」という感じは薄れましたが、隣接する「グランド・リスボア」とともに、変わらぬ存在感を見せつけています。

原色ネオンがギラギラの輝くその外観から想像するのは、その中で繰り広げられているであろう、欲望渦巻くギャンブラーたちの世界。
でも、ホテルの客室は想像以上に、シックで落ち着いています。

ホテルは、イーストウィングと、リスボアタワーと呼ばれるウェストウィングの2棟があります。
スチームバスが備わったデラックスルームや、プライベートサウナつきのスイートルームは高級感があるし、もちろん、フィットネスや屋内プールなども完備。

また、カジノをしないとやや敬遠してしまいがちなホテルですが、「カジノの機能を利用する」と思えば、このホテルはとても便利。
24時間いつでも開いている両替所も、レストランもあります。
世界遺産歩きに便利なロケーションといい、中心地へのアクセスの良さといい、観光のしやすさではここがダントツです。