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ミラノ (イタリア) ショッピングの現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Carpe Diem カルペ・ディエム

川倉 靖史 (イタリア政府公認添乗員)

今を楽しめ!

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ミラノにある雑貨屋さん「カルペ・ディエム」は、ちょっと変わった商品をセレクトしている有名店です。ドゥオーモ広場から地下鉄1号線で3駅離れたポルタ・ヴェネツィア駅で下車、歩いて2分くらいのところにある、小さな雑貨店ですが楽しい気持ちになる店です。

店の名前でもある「カルペ・ディエム=その日を摘め」は、紀元前1世紀の古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句で「一日の花を摘め」または「一日を摘め」などとも訳されます。

ホラティウスは「今日という日の花を摘め」というこの部分で、「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」と言おうとしています。これは日本の大正時代の流行歌『ゴンドラの唄』の一節「命短し恋せよ乙女」という詩句にも共通すると言われています。

例えば「メメント・モリ=死を想え」がありますが、「その日を摘め」も「死を想え」も同じような意味合いで使われることもあります。ただ、メメント・モリという概念にある2つの側面、すなわち「謙遜」と「悔い改め」は「その日を摘め」には見られないものです。

「その日を摘め」が後事を考えない、後悔のない人生を送ることを勧めているとすれば、「メメント・モリ」は質素で謙遜した、柔和な存在であることを勧めています。

人道的に良いかはちょっと横に置き、「VICEVERSA(ヴァイスヴァーサ)」というイタリアメーカーの包丁たてが店内で目を惹きます。「ブードゥー」という名前のついた人をかたどった包丁たてって…。このような自由な発想の商品が許容されているのは、「今この瞬間を楽しめ」というこの店の名前からも考えられます。

その他には小物入れから携帯ケース、文具、エコバック、様々なキッチン用品など、お土産になるものから自分で使うものなど店内は雑多な感じで、見ているだけで楽しくなります。

雑貨というものは快適な日々の暮らしを手伝い、その暮らしを彩るためのアイテムです。毎日を楽しく、この瞬間を楽しむというショップのフィロソフィーを理解すれば、ここに売られている商品はすべてアリかも知れません。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。