イントラムロスとは、スペイン語で内側という意味の「イントラ」と、壁という意味の「ムロス」の合成語。
その名の通り街は大きな壁で囲まれています。
街は、16世紀スペインの植民と共に生まれ、300年の年月をかけて、植民地フィリピンの事実上の首都として形作られました。第2次世界大戦で米軍と日本軍が市街戦を行い、マニラ市民10万人の犠牲とともに廃虚となりましたが、戦後、マルコス大統領夫人イメルダの指揮の下、復旧しています。「300年の歴史が1週間の戦争で消失した」ともいわれています。
マラテからタクシーでイントラムロスと告げれば、約10分で大きな城壁が見えてきます。まずは街並みを散策、
石畳の道や石造りの家々があり、スペイン統治時代のなごりを感じることができます。
日本が統治していた頃に設置された砲台の跡や、激しい市街戦の痕跡が街のあちこちにあります。
歴代大統領の記念碑や博物館もあり、街がまるごと歴史記念館のようです。
オススメは、ケーブルカーのようなバス、見つけたらぜひ乗ってみましょう。
ブリキのバケツを担いで「おおおおおおっ」と呼び掛けて歩いているのは、タホ売り。豆腐にタピオカをトッピングし、黒蜜をたっぷりかけて頂くおやつ、コップ1杯20ペソほど、これもマストトライですよ。
Intramuros イントラムロス
浅井 繁
(『マニラ経済新聞』編集長)
マニラ観光と言えばここからスタート
- 投稿日2015/09/28
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ジャンル旧市街・古い街並み
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エリアシティー・オブ・マニラ
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住所
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アクセスLRT-1 ユナイテッド・ネイションズ United Nations駅から車で約8分
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営業時間24時間
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定休日無休
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