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マニラ (フィリピン) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Malacanang Palace マラカニアン宮殿

川上 浩一 & 柿原 廉 (フィリピン専門旅行会社勤務)

スペイン統治下の雰囲気を残す大統領府

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マラカニアンとはタガログ語で「高貴な人が住むところ」という意味で、
シッグ川沿いの緑の木々に囲まれた閑静な場所にあり、
白亜の壁と赤茶けた屋根のコロニアル様式が目を引く建物です。

スペイン統治時代の1800年代初頭にはスペインの将軍が夏の間に過ごす離宮として使われていました。
1863年の大地震でイントラムロスが破壊されたため、総督官邸がここに移され、以来、
国の最高権力者の官邸として使われ、その後のアメリカ統治時代には総督の官邸として使われた歴史ある建物です。

現在は大統領官邸となっており、日本では1986年2月のエドサ革命によるマルコス大統領の
独裁政権最後の場所として記憶されている方も多いのではないでしょうか。

現在はアキノ大統領が居住しているため、一般開放されていません。
一週間前までに見学の事前手続きをすることで、宮殿の敷地と、敷地にあるマラカニアン博物館への入場が可能です。
博物館では、歴代大統領の肖像が見られるほか、豪華な調度品なども見学できます。

個人での手続きもHPから可能ですが、難しい場合には旅行会社に依頼するとスムーズ。
見学の際にはドレスコートがあり、短パン、ノースリーブ、胸元の開いた服、スリッパでは入場できません。
オープンは09:00~15:00で、土日と現地休日は休館となります。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。