街の高台に位置するロシア正教会は、真っ白な外壁と麗しい装飾が一際目をひく教会です。
その圧倒的な存在感で、決して見逃すことはないでしょう。
ギリシャ十字にかたどられたブルーの屋根に、5つの煌びやかな金色のたまねぎドームが特徴的です。
モスクワにあるビザンチン様式の教会にインスピレーションを受けた地元の建築家Gustav Wiedermann(グスタフ・ヴィーダーマン)により、1893~1898年に建設されました。
建設のための資金は、裕福な実業家やロシア、セルビアの貴族、スパの顧客から提供がありました。
見どころは、教会側面にある壁画。鮮やかに装飾されたビザンチン様式の壁には、立体的な壁画がいくつも描かれています。
なかでも、ロシア皇帝ピョートル一世の姿は見逃せません。ピョートル一世は1711~1712年までカルロヴィヴァリに滞在しており、町で行われていた建築作業や肉体労働を積極的に手伝っていました。
このことは、皇帝の行動としては異例でした。彼の貢献を称えたレリーフは、Sadová(サドヴァー)通り側の階段そばにあります。
教会内部はこぢんまりとしており、キリストや聖母マリアの似姿を描いた美しい木製のイコン(聖書における重要な出来事を描いた聖画)が飾られています。こちらも是非見てみてください。
教会内部の写真撮影は禁止されています。
所用時間:45分
<アクセス情報>
Tržnice(バスターミナル)から4番バスでKráleJiřího下車 徒歩5分
Orthodox Church of Saint Peter and Paul ロシア正教会 (聖ペテロ聖パウロ教会)
フランツさとみ
(フリーライター)
圧倒的な存在感を放つ、白亜のロシア正教会
- 投稿日2017/03/24
2017/02訪問
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ジャンル城・宮殿
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エリアカルロビバリ
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住所
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電話番号+420-3-53223451
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営業時間9:00-18:00
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定休日無休
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