小紹興酒家 シャオシャオシンジウジャー

上海のグルメストリート、雲南南路にある江南料理の店。江南地方は長江の下流に位置するエリアで、古くから「魚米の郷」として知られています。江南地方の鶏を使ったメニューが豊富で、中国の国家特級レストランに認定されている老舗です。

名物は塩漬けにした鶏を蒸した白斬鶏（バイチャンジー）。これを目当てに、昼どきなどは行列ができるほどです。1階は麺などの点心と白斬鶏のセルフサービス、2階は円卓が並んだレストラン、3階は宴会ホール、4階は個室になっています。

食事をするには2階がおすすめです。テーブルごとにスタッフが決まっていて、注文や会計は同じスタッフにします。中国語のみの対応ですが、メニューは写真付きでわかりやすく、注文には困りません。

蒸し鶏の白斬鶏は88元ですが、小44元もあります。鶏肉自体はアッサリ味なので、薬味の入ったピリ辛だれにつけて食べましょう。鶏の紹興酒漬け（小紹興醉鶏（38元））やカニ味噌入り団子スープ（蟹粉獅子頭（3個60元））など、メニューはいずれもお手ごろ価格。ひとりの場合は少量で頼むこともできます。

料理の味はあっさり目で食べやすく、日本人の口にも合うでしょう。店は全体的に年季がはいっている感じがしますが、中国っぽさを感じられる気楽な雰囲気。支払いはクレジットカードも利用できます。

地下鉄大世界駅からは徒歩約5分。ランチに利用したい場合は12～13時のオンタイムを外して行きましょう。4人以上のグループの場合は予約がベターです。