東北四季餃子王（人民広場店） ドンベイ スージージャオズワン

餃子王に俺はなるんだ…！
と創業者が言ったかどうかはわかりませんが…ﾆﾔ（・∀・）ﾆﾔ（笑）

中華料理の一つである東北料理。
来たばかりのころは「東北？日本の東北地方？」と思いがちでしたが
中国にも「東北」と呼ばれる地域があり、
ちょうど朝鮮半島の北側、省でいえば黒竜江省、吉林省、遼寧省の三省あたりになるでしょうか。

このあたりといえば、昔は満州であり、日本とも歴史的には縁の深い地域にはなりますが
そのため…ではないとは思いますが、ジャガイモ、ニンジン、ピーマン、サツマイモなどを使った素朴な素材を
甘辛く味付けしてあるので、日本人に受け入れられやすい味が中心。
なんといっても、日本人的に中華、といえばギョーザが出てくる方が多いと思われますが
ギョーザ(中国では焼き餃子はあまりなく水餃子ですが)はこの東北料理なんですね。


上海ではいくつかチェーン展開している東北料理店がありますが、
その中でも今回ご紹介するのは最大手、東北四季餃子王。
市内でも30店舗近くある東北料理と言ったらこのお店、と言っても過言ではない。はず。(おい。)

今回ご紹介する人民広場店は、地下鉄人民広場駅から9号線で一つ南に下った
大世界駅近く。
人民広場という観光スポットに近く、割と大き目なお店となります。


日本人的に食べたい水餃子は種類も豊富！
メニュー1ページ分まるまる餃子のメニューである事も、その表れ。
一番オーソドックスなのは白菜と豚肉(猪肉)のものですが、
他にも素三鲜というエビ・ニラ・シイタケの水餃子や
ウリと卵、酸菜という白菜の酸っぱい漬物といった日本では珍しい餡もあります。
大体が、1两(リャン)(6個)からの注文で、店によっては2两からの注文と言われることも。

餃子以外では、鍋包肉という、豚肉の天ぷらのようなものや
地三鮮というジャガイモ、茄子、ピーマンの甘辛炒め
小鶏炖蘑菇という鶏とキノコの煮物、大学芋のような抜丝地瓜、
麻酱凉皮というプルプルのきしめんと心太の中間のような麺にゴマダレを和えたもの
なども東北料理には欠かせない一品。


私自身は駐在後すぐに東北料理を中国人の先生に教えてもらったのですが
日本人のお友達に紹介するとそれまで聞いたことなかった人も
すぐにその食べやすさとおいしさにファンになってしまうくらい！

肩ひじ張らないその雰囲気も魅力の一つかもしれませんねー(o´ω`o)