スウェーデンを代表するヴァーサ博物館は、ストックホルムでも多くの観光客が訪れる博物館です。ここに、日本の江戸時代ぐらいに造られた、世界で唯一現存する軍艦ヴァーサ号が展示してあります。
このヴァーサ号は、1628年8月10日、現在の王宮がある近くから処女航海に出た後、突如、突風に襲われ、あっという間に水深32mの海底に沈んでしまいました。当時の軍艦としては最大規模で、特に船尾の装飾は圧巻です。
その後ヴァーサ号は333年後に引き上げられました。船底に散らばっていた数多くの彫刻品も引き上げられ、その一部は元の位置へと戻されました。この復元作業は、世界でも最も難しい巨大なジグソーパズルだったといわれています。
戦う前にあっけなく海に沈んでしまったというヴァーサ号、笑うに笑えないような悲劇ですが、もし沈まなかったらこのように注目されることもなかったわけです。
おすすめは、館内で見られる映画(英語字幕付き)です。入場したらまずは映画の上映時間をチェック、その時間に合わせて館内を回るといいかと思います。上映時間は20分、出港したヴァーサ号の様子、船体引き上げ作業から復元作業までの工程が、非常にわかりやすく描かれています。
日本語版の映画は通常は上映しておりませんが、オーディオガイドでは日本語の案内があります。館内のフリーWi-Fiを利用して、スマートフォン、またはiPadなどにダウンロードすることができます。
所要時間は映画も見て1.5時間から2時間ぐらい。疲れたら館内にあるレストランでひと休み、美味しいランチもおすすめです。
Vasa Museum ヴァーサ博物館
世界で唯一現存する17世紀の軍艦ヴァーサ号
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歴史の重みを体験!「戦艦ヴァーサ号」に圧巻される博物館
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ストックホルムでもっとも人気がある博物館といわれており、中には「ヴァーサ号」と呼ばれる戦艦が展示されています。この戦艦は1628年の処女航海で沈んだもので、1961年に333年ぶりに引き上げられ、復元されたものだそうです。保存状態が非常に良かったため、展示するに至ったといわれており、その98%は現状を留めています。見る者を圧倒するほどの戦艦で、ストックホルム市内の観光名所でも、最も人気ガ高いもののひとつです。
博物館内には、このヴァーサ号の歴史や復元の様子を伝えるフィルムを流すシアターが大小2つあり、小シアターでは日本語(英語の字幕)で見ることも出来ます。博物館というと、見て回るのに予想以上に時間がかかる場所もありますが、ここなら1時間半ぐらいで全てを見て回れます。老若男女、誰でもその戦艦の「雄姿」には圧倒されると思いますが、特に男性は歴史に思いを馳せ、ロマンを感じることでしょう。アクセスは、中央駅近くの文化会館裏から7番のトラム(路面電車)に乗れば15分ほど。入館料は、大人130クローナ(約1700円)、子どもは、0歳から18歳まで無料。また、季節料金があり、9月から5月まで水曜日の午後5時から午後8時に限り、100クローナ(約1500円)。
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ジャンル博物館・ミュージアム
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エリアストックホルム
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住所
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アクセストラム7番 Nordiska museet / Vasamuseet駅から徒歩約6分
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電話番号+46-8-51954800
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営業時間6-8月: 8:30-18:00, 9-5月: 10:00-17:00(水曜日は20:00まで)
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定休日12月24日,12月25日
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予算入館料(大人) 170~220クローナ
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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