Donbaksa Gobchangmagchang 豚博士コプチャンマクチャン トンパクサコプチャンマクチャン

大邱を象徴する10種類の料理「大邱の味10選」の一つ、マクチャンクイ（ホルモン焼き）。ホルモン焼きのお店がずらりと軒を連ねるアンジランコプチャン通りは、1979年ごろからお店が増え始めて現在のように形成されました。1号線アンジラン駅2番出口から南へ歩いて5分ほどのところにあります。

実はホルモンが苦手で、ソウルでは臭いだけでダメだったのですが、大邱でマクチャンを食べてみて、その美味しさにビックリ！　私のようにホルモンがダメな人は、ぜひ大邱でマクチャンを味わってみてください。実際に、ホルモンが苦手なソウルの人が、大邱で食べて美味しさにハマったという声も聞きましたよ。

大邱のマクチャンは豚が中心で、トンパクサ（豚博士）もその名の通り、豚のホルモンのお店です。豚のホルモンでは、マクチャンは直腸で、コプチャンは直腸以外の大腸や小腸。ちなみに牛のホルモンでは、マクチャンはギアラ（4番目の胃袋）を指します。

日本語のメニューはありませんが、注文は簡単。1～4までのセットがあるので、人数や好みに合わせて選んでくださいね。単品で注文するより少し安くなっています。

イチオシはもちろん生マクチャン（생막창）ですが、取材時は3人で訪問したので、生マクチャン2人分＋コプチャン（곱창）ボウル1杯（500g）＋ハツの串（염통꼬치）10本のセット1（32,000ウォン）を注文しました。

そのほかのセットは、セット2（27,000ウォン）生マクチャン2人分＋コプチャン500g、セット3（28,000ウォン）生マクチャン3人分＋ハツ串10本、セット4（21,000ウォン）生マクチャン2人分＋コプチャン250ｇです。

単品の場合は、コプチャン500g（12,000ウォン）、生マクチャン150g（8,000ウォン）、ハツ串10本（5,000ウォン）です。

2人ならセット4で十分でしょう。コプチャンよりハツ串がいい場合、セット3は生マクチャン3人分なので、多すぎる場合は単品で注文したほうがいいかもしれませんね。

丁寧に下ごしらえをした生マクチャンは、キウイやパイナップルなどの果物に漬け込んで1日熟成させています。網状の鉄板の上にひろげた生マクチャンは、焼けてきたらくるりと丸くなり、香ばしい焦げ目がついたらハサミでチョキチョキと一口サイズにカットします。

こんがりと焼けたマクチャンを噛みしめると、じゅわっと脂があふれ出て、とってもジューシー。臭みもありません。自家製の味噌ダレにつけると、さらに美味しく食べられますよ。ほかにも、照り焼きソース、チリソース、スパイス、マヨネーズがあるので、いろいろ試してみてくださいね。アルコールは瓶ビールや焼酎（各3,500ウォン）をはじめ、韓国オリジナルのお酒が各種そろっています。

トンパクサの魅力は味もさることながら、いつも笑顔を絶やさない社長さんのキャラクター。「今も週に3回、焼酎飲みながら美味しくマクチャンを食べてるよ」と笑いながら、テキパキと焼いてくれました。そして〆には社長さんのおすすめでラーメン（3,000ウォン）をオーダー。インスタントラーメンのはずなのに、これがまた美味しくて、最後まで大満足です。ぜひ、大邱のホルモン＝マクチャンを堪能してくださいね。

※支払いはクレジットカードが使用できます。