
-
エリア:
- 中南米 > アルゼンチン > ブエノスアイレス
-
テーマ:
- 観光地
- / お祭り・イベント
- / 鑑賞・観戦
コパリベルタドーレス決勝
アルゼンチン時間の6月27日、午後9時50分からボカのホームボンボネーラスタジアムで、南米王座を決定するコパリベルタドーレス決勝戦(第一戦目)が行われました。
しかもその相手というのがアルゼンチンの永遠のライバル、ブラジルの強豪コリンチャンス。コリンチャンスは、これがチーム創設以来、初めてのリベルタドーレス決勝戦になります。当然ながらこの試合に勝つためにクラブの歴史102年の思いを抱えて、ブラジルのコリンチャンスサポーターがアルゼンチンに数多く乗り込んで来た訳です。そうなると黙っていられないのがボカサポーター。平日にも関わらず、仕事が手につかない様子でかなり早い時間からバーでお酒を飲み、決勝戦の話題でもちきり。午後6時にはスタジアムの周りにボラーチョ(酔っ払い)が溢れかえっていました。
アルゼンチンにいるサッカー留学生の4人も試合が始まる前からテレビの前にかじりつき。
この試合は始まる前から、経験がある選手が多いボカが圧倒的有利の予想。この試合のスターティングメンバーに30歳以上の選手が8人も名を連ねました。対するコリンチャンスは若手を中心にメンバー構成。日本でもなじみのあるエメルソン(元浦和レッズ)や中盤のアレックスやパウリーニョなど将来有望な選手がスタメンを飾りました。ボカは当然ホームなので、早いうちに点数を取りたい訳です。対するコリンチャンスは引き分けで十分だと思っていますので、予想通り最初から後ろに引いて守ります。中でもスピードのあるレアンドロや左サイドのファビオ・サントスなどを、ボカのモウチェや右サイドのレデスマなどスピードのある選手にぶつけてきます。前半はほんとに五分五分の試合内容。ボカは王様リケルメを中心に攻めますが、FWのモウチェとシルバが思ったようにボールをキープできません。コリンチャンスも少ないパスでカウンターを狙いゴールに迫ります。ですがゴールが割れないためか時間が経つに連れ、次第にボカが焦ってきます。前半0-0で終えた両チームは後半も最初から前半と同じような試合展開になります。そして後半72分ついに均衡が破れます。レデスマの蹴ったコーナーキックにシルバが反応。そのこぼれ球を前半からあまり良くなったロンカグリアがボレーで押し込み待望の先制。これを気にボカが一気に畳み掛けるように攻め出しました。ボカのファンも勢い任せに大合唱。着ている上着を振り回し、周りのサポーターと肩を組みそれはそれは凄かったですよ。そしてそんな幸せの絶頂を過ごしていたボカファンに82分悲劇が訪れます。カウンターからロマニーニョが値千金の右足ループシュートを決め1-1の同点に追いつきます。ブラジル国民が総立ちになるような一発で、ブラジルから来たコリンチャンスサポーターも総立ち。そこからボカが猛反撃に出ますが、試合はこのまま終了。ボカにとってホームで引き分けはかなり辛い展開ですね。試合後の両チームの顔を見れば一目瞭然。今年からホーム&アウェイ方式のアウェイルールが無くなったので、引き分けの場合はPK戦。去年までだとアウェイで1点取った方が断然有利で、ボカはブラジルで勝たなければならなかったのですが、それが無くなりました。それがボカにとっては唯一の救いでしょうか。もちろんボカファンの私はボカに日本に来てほしいですが、こればっかりは選手達に託すしかありません。一週間後についに南米チャンピオンが決まります。世界一を3回取ったことのある経験のボカか?はたまたコリンチャンスがクラブの歴史を塗り替えるのか?この一週間は両チームのサポーターが眠れない夜を過ごすことは間違いないでしょう。
稲若 健志





アルゼンチン時間の6月27日、午後9時50分からボカのホームボンボネーラスタジアムで、南米王座を決定するコパリベルタドーレス決勝戦(第一戦目)が行われました。
しかもその相手というのがアルゼンチンの永遠のライバル、ブラジルの強豪コリンチャンス。コリンチャンスは、これがチーム創設以来、初めてのリベルタドーレス決勝戦になります。当然ながらこの試合に勝つためにクラブの歴史102年の思いを抱えて、ブラジルのコリンチャンスサポーターがアルゼンチンに数多く乗り込んで来た訳です。そうなると黙っていられないのがボカサポーター。平日にも関わらず、仕事が手につかない様子でかなり早い時間からバーでお酒を飲み、決勝戦の話題でもちきり。午後6時にはスタジアムの周りにボラーチョ(酔っ払い)が溢れかえっていました。
アルゼンチンにいるサッカー留学生の4人も試合が始まる前からテレビの前にかじりつき。
この試合は始まる前から、経験がある選手が多いボカが圧倒的有利の予想。この試合のスターティングメンバーに30歳以上の選手が8人も名を連ねました。対するコリンチャンスは若手を中心にメンバー構成。日本でもなじみのあるエメルソン(元浦和レッズ)や中盤のアレックスやパウリーニョなど将来有望な選手がスタメンを飾りました。ボカは当然ホームなので、早いうちに点数を取りたい訳です。対するコリンチャンスは引き分けで十分だと思っていますので、予想通り最初から後ろに引いて守ります。中でもスピードのあるレアンドロや左サイドのファビオ・サントスなどを、ボカのモウチェや右サイドのレデスマなどスピードのある選手にぶつけてきます。前半はほんとに五分五分の試合内容。ボカは王様リケルメを中心に攻めますが、FWのモウチェとシルバが思ったようにボールをキープできません。コリンチャンスも少ないパスでカウンターを狙いゴールに迫ります。ですがゴールが割れないためか時間が経つに連れ、次第にボカが焦ってきます。前半0-0で終えた両チームは後半も最初から前半と同じような試合展開になります。そして後半72分ついに均衡が破れます。レデスマの蹴ったコーナーキックにシルバが反応。そのこぼれ球を前半からあまり良くなったロンカグリアがボレーで押し込み待望の先制。これを気にボカが一気に畳み掛けるように攻め出しました。ボカのファンも勢い任せに大合唱。着ている上着を振り回し、周りのサポーターと肩を組みそれはそれは凄かったですよ。そしてそんな幸せの絶頂を過ごしていたボカファンに82分悲劇が訪れます。カウンターからロマニーニョが値千金の右足ループシュートを決め1-1の同点に追いつきます。ブラジル国民が総立ちになるような一発で、ブラジルから来たコリンチャンスサポーターも総立ち。そこからボカが猛反撃に出ますが、試合はこのまま終了。ボカにとってホームで引き分けはかなり辛い展開ですね。試合後の両チームの顔を見れば一目瞭然。今年からホーム&アウェイ方式のアウェイルールが無くなったので、引き分けの場合はPK戦。去年までだとアウェイで1点取った方が断然有利で、ボカはブラジルで勝たなければならなかったのですが、それが無くなりました。それがボカにとっては唯一の救いでしょうか。もちろんボカファンの私はボカに日本に来てほしいですが、こればっかりは選手達に託すしかありません。一週間後についに南米チャンピオンが決まります。世界一を3回取ったことのある経験のボカか?はたまたコリンチャンスがクラブの歴史を塗り替えるのか?この一週間は両チームのサポーターが眠れない夜を過ごすことは間違いないでしょう。
稲若 健志







