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エリア:
- 北米 > カナダ > ケベック シティ
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テーマ:
- 世界遺産
- / 観光地
- / 街中・建物・景色
新年の明けた気分もそろそろ落ち着き、仕事始めに就かれた人も多いので
しょうね。ケベックは、ヴァンクーヴァーとの時差が、3時間もある遠く
離れた場所にあたり、今回の冬季オリンピックの影響(観光客増など)は、
あまり期待できそうもありません。
それでも例年のように、州議会議事堂前の広場には、間もなく始まる
「ウインターカーニヴァル」に向けた、氷の宮殿作りが始まりました。
この場所がメイン会場となり、2週間続く冬祭りの中心的な役割を果たします。
http://www.carnaval.qc.ca/en
ジャンヌダルクは、フランス解放の為に戦った有名な女性戦士ではありますが、
実は、この街には全く縁も所縁もありません。英仏植民地戦争
(最後は1759年)の舞台となった場所を、戦場公園としてカナダの
国立公園になりましたが、その一部に設けられたのが、この庭園です。
フランス系カナダ人(ケベッコワ)等の中には「ジャンヌダルクよ今一度!
今度は私たちの為に、立ち上がっておくれよ。」と願いを込めて建立した
との噂も囁かれています。
1938年景観建築家のルイペロン氏による「枕床園」です。公園の中央には、
アメリカ人のハンジントン氏による、お馴染みのジャンヌダルクの騎馬像も
置かれています。
この大きな建物がロウズコンコルドホテルです。2001年4月に行われた
北米南米34カ国の元首等が、一同に集まり開催されたサミットの際、当時の
アメリカ大統領ブッシュ氏が宿泊されたホテルでもあります。
ワシントンから飛んでくる大統領専用機は、2機飛来し1機目はケベックの
空港に着陸するかのようなランディング体制をとりましたが、大統領が実際に
乗っているとされる2機目がその数分後に無事に着陸したようです。
その後、空港からこのホテルまでは、車で15分足らずの距離ですが、わざわざ
海軍の大型ヘリでこの公園内に移動しました。
当時のサミットのテーマが、北米南米の関税障壁撤廃に向けたものであり、
大国が小国を飲み込んでしまうと危惧された事で、2千人以上の反政府組織
(NGO)が集まった事や、ブッシュ大統領も就任早々の、本格的な外交の
大きな舞台とあって、かなり念を入れた警戒であったのかもしれません。
遠くに見える近未来的な明かりの群は、石油精製コンビナートです。
手前には北米三番目の大河セントローレンスが流れています。更に、左手の
変わった建造物が、マーテルロータワーというもので、フランスからこの
土地を奪ったイギリスが、次なる敵に備えて、防衛強化の目的で建てた
見張りの塔でもあります。
ところで、イギリスにとっての「次なる敵」とは、どこだと思いますか?
何と!独立間際のアメリカだったのですね。
緊張状態にあった時には、20名の兵士がこの塔の中で、交代で詰めていた
ようです。寝室は勿論、井戸やキッチンなども完備しており、兵糧攻めにも
対処していたのでしょうか。現在は3基誇っているのですが、1900
年初期に、一基は病院建設の為に壊されてしまったようです。
しょうね。ケベックは、ヴァンクーヴァーとの時差が、3時間もある遠く
離れた場所にあたり、今回の冬季オリンピックの影響(観光客増など)は、
あまり期待できそうもありません。
それでも例年のように、州議会議事堂前の広場には、間もなく始まる
「ウインターカーニヴァル」に向けた、氷の宮殿作りが始まりました。
この場所がメイン会場となり、2週間続く冬祭りの中心的な役割を果たします。
http://www.carnaval.qc.ca/en
ジャンヌダルクは、フランス解放の為に戦った有名な女性戦士ではありますが、
実は、この街には全く縁も所縁もありません。英仏植民地戦争
(最後は1759年)の舞台となった場所を、戦場公園としてカナダの
国立公園になりましたが、その一部に設けられたのが、この庭園です。
フランス系カナダ人(ケベッコワ)等の中には「ジャンヌダルクよ今一度!
今度は私たちの為に、立ち上がっておくれよ。」と願いを込めて建立した
との噂も囁かれています。
1938年景観建築家のルイペロン氏による「枕床園」です。公園の中央には、
アメリカ人のハンジントン氏による、お馴染みのジャンヌダルクの騎馬像も
置かれています。
この大きな建物がロウズコンコルドホテルです。2001年4月に行われた
北米南米34カ国の元首等が、一同に集まり開催されたサミットの際、当時の
アメリカ大統領ブッシュ氏が宿泊されたホテルでもあります。
ワシントンから飛んでくる大統領専用機は、2機飛来し1機目はケベックの
空港に着陸するかのようなランディング体制をとりましたが、大統領が実際に
乗っているとされる2機目がその数分後に無事に着陸したようです。
その後、空港からこのホテルまでは、車で15分足らずの距離ですが、わざわざ
海軍の大型ヘリでこの公園内に移動しました。
当時のサミットのテーマが、北米南米の関税障壁撤廃に向けたものであり、
大国が小国を飲み込んでしまうと危惧された事で、2千人以上の反政府組織
(NGO)が集まった事や、ブッシュ大統領も就任早々の、本格的な外交の
大きな舞台とあって、かなり念を入れた警戒であったのかもしれません。
遠くに見える近未来的な明かりの群は、石油精製コンビナートです。
手前には北米三番目の大河セントローレンスが流れています。更に、左手の
変わった建造物が、マーテルロータワーというもので、フランスからこの
土地を奪ったイギリスが、次なる敵に備えて、防衛強化の目的で建てた
見張りの塔でもあります。
ところで、イギリスにとっての「次なる敵」とは、どこだと思いますか?
何と!独立間際のアメリカだったのですね。
緊張状態にあった時には、20名の兵士がこの塔の中で、交代で詰めていた
ようです。寝室は勿論、井戸やキッチンなども完備しており、兵糧攻めにも
対処していたのでしょうか。現在は3基誇っているのですが、1900
年初期に、一基は病院建設の為に壊されてしまったようです。
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- ロウズコンコルドホテル
- マーテルロータワー