Passenger Terminal Amsterdam アムステルダム旅客ターミナル

鉄道ターミナルのアムステルダム中央駅のアムステルダム港側の出入り口を出て、海沿いに東に約１キロ行ったところに、クルーズ船が発着する旅客ターミナルが設けられています。

この建物は、米国人の建築家ヘルムース・オバタ・カッサバウム氏が手掛けたもので、基本構造は鉄骨なのに、横方向に張られた梁が木材という変わった作りをしています。全面的にガラス張りで、天窓から光がさんさんと入って来ます。

ターミナルに寄港する外洋クルーズ船のスケジュールは同ターミナルのウェブサイト（ptamsterdam.com）で確認出来ます。季節によって寄港本数が大きく異なり、１カ月３〜６本と少なめですが、夏になると、毎日いずれかの船が入港して、ターミナルも大いに賑わいます。

クルーズ船ターミナルに併設するかたちで、ミュージックヘボウというコンサート会場が設けられています。市内にあるコンセルトヘボウの歴史的な建築とは打って変わって、全面ガラス張りでとても前衛的な雰囲気を持つ施設です。ガラス越しに眺めるアムステルダム港はなかなか美しいですよ。さらに建物の上にはビルが１本乗っています。これはムーベンピックというホテル。ここに泊まると客室から旧市街とアムステルダム港が一望出来ます。

ターミナルやミュージックヘボウへのアクセスは、中央駅正面（赤れんがの建物がある方）のトラムの停留所から26番に乗って行きます。