タナシスは、モナスティラキ広場前にあるスブラキ(炭火焼料理)の名店。
スブラキは、一口大に切り分けた肉を串に刺して焼くギリシャの伝統的国民食ですが、おそらくインド料理のシークカバーブがトルコへ渡り、オスマン帝国時代にギリシャやバルカン半島一帯に普及したものでしょう。
ただし、トルコのシシカバブー(ケバブ)が羊肉なのに対し、ギリシャのスブラキは鶏肉や豚肉が主原料。これを串に刺して炭火で炙りながら塩とオレガノを振り、レモンを絞ります。
タナシスのスブラキは金串を刺して焼き、サーブする前に串を抜いてピタブレッド、トマトとオニオンのサラダ、フライドポテトと共に提供します(10.5ユーロ)。
これが伝統的なスブラキですが、最近では竹串に刺して焼き、串のまま提供する店が増えました。こちらは“カラマキ”と言います。
そのほかの炭火焼き料理には、ひき肉を小振りのハンバーグ状にして焼く“ビフテキャ”、ヒオス島のマステロチーズやキプロス産のハルミチーズを焼いた“焼きチーズ”などがあります。
● アテネのレストラン&ギリシャ料理につきましては、こちらも併せてご覧ください。
http://mygreece.jp/
Thanasis タナシス
ギリシャのファーストフード、スブラキの名店
- 投稿日2015/03/26
- 更新日2019/09/30
一度食べたら癖になるケバブ
- 投稿日2015/03/23
アテネ中心地で最も賑わっているプシスタリア(スブラキなど焼いた肉を専門とするレストラン)といえば、タナシス。モナスティラキという立地上、観光客が多いのはもちろんのこと、地元民にも大人気です。
お店の場所は、モナスティラキ駅前の広場からミトロポレオス通りに入ってすぐ。通りに面してずらりと並べられたテーブルは、特に暖かい季節にはいつでも混みあっています。
メニューはスブラキやギロスなど定番肉料理がひととおり揃っていますが、タナシスに来たら絶対食べて欲しいのがケバブ。
ギリシャでいう「ケバブ」とは、ラム&ビーフの挽き肉にスパイスなどを混ぜて細長く成形して焼いたものを指すのですが、タナシスのはスパイスのバランスがよく、食感もプリッとジューシー。
ケバブ1人前は、ピタパンの上にケバブ4つがのっています。添えられている焼きトマトとオニオンスライスとの味のコンビネーションが絶妙。
また、ケバブはヤウルトゥルー(ヨーグルト&トマトソースがけ)やピタサンドでも食べることができ、歩き食い派や軽く食べたい方にはピタサンドがおすすめです。
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ジャンルギリシャ料理 地中海料理
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エリアアテネ
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住所
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アクセスMonastiraki駅から徒歩約1分
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電話番号+30-210-3244705
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営業時間[月-金] 9:00-26:00、[土・日] 9:00-27:00
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定休日無休
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公式サイト
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