地下鉄エバンゲリスモス駅から、リカベトスの丘とは反対側へ歩いて7〜10分。ヒルトン・ホテルの裏手、カラバリホテルの向かい側に位置する「5F」は、創業1967年の老舗。
日本の定食屋に相当する “イノ・マギリオン”と呼ばれる食事処で、毎日30種類の総菜を調理し、1日400食を完売します。メニューはその日の朝にFacebookページにアップされますが、残念ながらギリシャ語。にもかかわらず、客の6〜7割が外国人という超人気店です。
営業時間が11:30〜19:30とあったので、ちょっと早めの夕食にと17時頃入店したのですが、店内はほぼ満席で熱気がムンムン。
オーナーのコスタス氏がやってきて、「ごめんね、今日はもう9割がた売れちゃって。焼き魚が残ってるから、それと、後は残り物を見繕ってのお任せになっちゃうけど、いいかな?」
「もちろん」と答えると、まず、名刺代わりにグリーク・サラダがどんと出てきます。これ、店側のサービス。
続いて、ムール貝の“クリサロット”(お米型のパスタ―オルゾー)、ハンバーグ、ユベチ(ポークとオルゾーをトマトソースで炊き込んだ料理)、“スパナコピタ”(ホウレンソウのパイ)。
“サルゴス”と呼ばれるタイ科の白身魚は、炭火でじっくり焼き上げて中骨を抜いてあります。
さらに、セモリナ粉をハチミツで練ってシナモンを振った伝統スイーツ“ハルバ”と続き、これに白ワイン(200ml)が付いて18ユーロはあり得ない値段。普通のタベルナなら、焼き魚だけで20~30ユーロはします。
どの料理も本格的で美味しかったですが、おすすめはやはり魚料理。あのクオリティをあの値段で食べさせてくれる店は、他にはありません。
若いスタッフは全員英語を話し、笑顔を絶やさず、フレンドリー。一人旅なら毎日通いたくなる素敵なお店です。クレジットカードの利用可。
5F ファイブフィー
長田 幸廣
(翻訳家、マーケットリサーチャー)
フレンドリーで、活気に満ちていて、美味しくて、爆安の定食屋さん
- 投稿日2019/09/26
2019/08訪問
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ジャンル地中海料理
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エリアアテネ
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住所
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アクセス地下鉄 エバンゲリスモス駅から徒歩約10分
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電話番号+30-021-07224242
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営業時間12:00-19:30
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定休日日曜日
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予算10~15ユーロ
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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