1928年から約150年かけて建てられたゴシック様式のカテドラルで、
バルセロナでも最も古い建築物のひとつです。
バルセロナの守護聖女・聖エウラリアの遺骨が安置されている聖堂で、
正式名称は「La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulalia」、日本名は「サンタエウラリア大聖堂」。
1888年のバルセロナ万博にそなえ改装されたネオゴシック様式のファサードは
ここ数年修復工事が行われており全体が見られなかったのですが、今年になって完了しました。
中庭を囲む回廊の一角が美術館となっており、14~18世紀の宗教画と13世紀以降の彫刻が展示されています。
日曜日にはカテドラルをバックにカタルーニャの民族舞踊「サルダーナ」が行われ、
地元のカタルーニャ人が楽器の生演奏と共にいくつもの輪を作って踊っています。
中に入ると一際目を引くステンドグラスの数々に歩く足が止まります。
天井の高さ、所々にある繊細な彫刻に思わず敬虔な気持ちにさせられます。
中央の聖歌隊席の左右には28もの小さな礼拝堂があり、どれも見入ってしまうほど巧妙なつくりです。
実際に信者の方はそれぞれがごひいきとする礼拝堂にお祈りを捧げています。
信者よりも圧倒的に観光客が多く、見学の最中に真剣に祈りをささげている方の周りで
カメラのフラッシュが何度も光るのはかなりの迷惑なのではと思いました。
ミサの最中に写真を撮影している人がいて、さすがにそれは注意の対象でした。
中庭に回ればオレンジの木に囲まれた噴水に集まるガチョウを眺めることができます。
夏場は暑さをしのぐ観光客の憩いの場となっています。夏に要注意なのが服装です。
ノースリーブや半ズボン、サンダルといった軽装は入場時に入口で止められる場合がございますので
ご注意ください。
また、年中共通して帽子の着用はマナー違反としてこちらも注意されますので
入場の際はお脱ぎください。
普段は入場無料なのですが、観光タイム(月~土の13:00~17:00、日・祝の14:00~17:00)は
有料(6ユーロ)ですのでご注意ください。
この6ユーロには美術館の入場料と屋上へのアクセス料も含まれていますが、
6ユーロの価値は見られないので無料タイムに訪れることをオススメします。
Catedral サンタ・エウラリア大聖堂 (カテドラル)
足を踏み入れただけで敬虔な気持ちに。繊細な美しさを持つ大聖堂
- 投稿日2014/03/31
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ジャンル現代・近代建築
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エリアゴシック地区
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住所
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電話番号+34-93-3428262
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営業時間[月-土]8:00-19:30
[日・祝]8:00-19:30 -
定休日無休
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予算[月-土]13:00-17:00 6ユーロ
[日・祝]14:00-17:00 6ユーロ
[月-土]8:00-12:45及び17:15-19:30 無料
[日・祝]8:00-13:45及び17:15-19:30 無料 -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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