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ブリュッセル (ベルギー) グルメの現地クチコミ

le Pain Quotidien (Galeries St-Hubert) ル・パン・コティディアン(ギャラリー・サンチュベール店)

栗田 路子 (コンサルタント、コーディネーター、通訳、ジャーナリスト)

ベルギー人の「懐かしい味」を都会風に

  • パンがおいしい
  • 人気急上昇
  • 地元っ子に人気

「パン・コティディアン」とは、仏語で「毎日のパン」の意。キリスト教背景の西洋人にとっては、誰もが知る祈りの中の「日毎の糧」という古典的な言葉だ。父方母方の伝統を受け継いで、飲食業を始めようとした創始者アラン・クモンは、伝統的で素朴なパンを探し求めた。彼が育ってきたあの懐かしい味と質のパンだ。たかがパン? なんて言うなかれ。それは日本人にとって米やご飯に匹敵する。その結果、自分が求める懐かしのパンは、自分で焼くしかないと思い至ったのだという。

彼が、こうして、ちょっと廃れたブリュッセルの一角に最初の店を出したのは1990年のこと。その「ダンサール通り」は、ベルギーを代表する新進デザイナーのブティック街となり、彼の「懐かしい味」のベーカリー喫茶は、瞬く間にベルギー中、そして世界中に広がって、今では日本も含めて200店以上もある。

ギャラリー・サンチュベールという歴史的ショッピング・アーケードの中の店舗は、比較的新しい。1847年に完成したこの美しいアーケードのテナントは、時代背景を反映して次々と入れ代わり、今では、「ノイハウス」の本店はもちろん、「ゴディバ」「ピエールマルコリーニ」「マリー」「コルネ・トワゾンドール」など、ベルギーを代表するチョコレート店が軒を連ねる。そこに、ベルギーを代表するパンと美味しい物の店「パン・コティディアン」も。雨の多いベルギーでも、ちょっと寒い季節でも、テラスに広げたテーブルで、天気を気にせず、ゆっくりと、素朴な朝食や軽食が楽しめるから嬉しい。

パンは昔っぽくてちょっとほろ酸っぱい。ここでの基本は、何と言っても相席用の丸テーブルで食べる朝食セット。バスケットに入ったクロワッサンやパン・オ・ショコラ、バゲットに、しぼりたてのオレンジジュースで10.90EUR。ここでは、数種類のチョコペーストやジャムをテーブルの皆と兼用する。2.5EUR追加して半熟卵を頼んだら、お皿の代わりに渡されるマイまな板でパンを細切りにして卵に付けながら食べるのがベルギー流。嬉しくなるほど、見た目もきれいなオープンサンド類は「タルティーヌ」と呼ばれ、10EUR前後でお手頃。素材は可能な限り有機食品の地産地消志向。同じベーカリー喫茶でも、フランス起源のポール(Paul)などと比べてみてほしい。ぞくぞくするほど、ベルギー人気質が伝わってくるから。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。