イエズス会は1534年に設立されたカトリック教会の男子修道会です。セブにやって来たイエズス会のメンバーがセブ島のバリアン(Pari-an)地区に住居を構えました。それがこの「ジャスエットハウス」です。日本においてイエズス会といえば、創設者のメンバーの一人「フランシスコ・ザビエル」が有名でしょう。彼は日本にキリスト教を伝えたことで知られていますね。イエズス会は「ジャスエット(Jesuit)」とも呼ばれており、そのことからこの建物が「ジャスエットハウス」と名付けられています。
1730年頃に建てられたこの建物は、その後、何度も所有者が変わっています。後にヨーロッパを中心に起こったイエズス会弾圧の影響で、この家はイエズス会から手放され、競売にかけられました。その結果あるスペイン人が所有することになります。その後、中国系の実業家が所有することになり、現在は彼が営むハードウェア事業(資材の販売)の倉庫の中にこの建物があります。その所有者が、博物館として利用できるよう修復・改修を進め、現在は見学することが可能です。なおこの修復作業は今もなお続けられています。
入場料は大人50ペソ、学生15ペソ、シニア40ペソ、6歳以下の子どもは無料となっています。(※支払いは現金のみ)日曜日が定休となっているので注意してください。営業時間は午前8時から午後5時(1時間の昼休憩有)。入場料を支払ったあと、ガイドさんと一緒に建物の中を見学します。なおガイド料は無料です。
建物の1階部分は、ジャスエットハウスの歴史やセブ島の歴史に関する展示があります。ガイドさんが丁寧に説明してくれますが、説明はすべて英語のため、英語が苦手な人には少し難しいかもしれません。建物の2階部分は、木製のアンティーク家具や代々の所有者が実際に使用していた生活雑貨・日用品などの展示があります。
見学の所要時間は30~60分ほどです。ガイドさんは知識量が豊富なため、事前に質問したいことをまとめておくと、さらに充実した見学になるでしょう。
ジャスエットハウスまでは、アヤラモールからタクシーで15分ほど。この近くには「スクボ博物館」があり、少し足を伸ばせば「サンペドロ要塞」「サントニーニョチャーチ」があるので、あわせて訪れると良いかもしれません。
1730 Jesuit House 1730ジャスエットハウス
18世紀に建てられたセブ島にあるイエズス会の家
- 投稿日2018/08/28
2018/08訪問
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エリアセブシティ
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住所
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アクセスセブ国際空港から車で約35分 または セブ・ピア1(フェリーターミナル)から徒歩約15分
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電話番号+63-917-623-3838
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営業時間[月-土]8:00-12:00,13:00-17:00
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定休日日曜日
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
1730ジャスエットハウス周辺のおすすめ観光スポット
- カサ・ゴロルド博物館
- サント・ニーニョ教会
- サン カルロス大学博物館
- シヌログ祭
- マゼラン・クロス
- スクボ博物館
- サンペドロ要塞
- ツリーシェイドスパ(ラホグ店)
- カートゾーン・セブ
- セブ・オーシャンパーク






