Around Mandaue City Hall マンダウエ市役所周辺

セブ島旅行の際、有名な観光スポット巡りだけでは物足りないという人もいるでしょう。現地で暮らす人々の生活の伊吹が感じられるエリアに足を運び、目で見て肌で感じる体験というのは、何物にも代え難い貴重な経験となるはずです。

セブ島においてローカル感を味わうといえば、コロンエリアが有名ですね。ただし、ダウンタウンにあるコロンエリアは、治安面で不安があるのも事実。筆者としても旅慣れしていない人にはあまりおすすめしたいと思いません。その代わりにご紹介したいのが、セブ市の隣にあるマンダウエ市の市役所周辺です。

このエリアには、市役所・教会・公共市場・ショッピングモールがあり、コロンのようなローカルな雰囲気を味わうことができます。それでいて、治安面ではこちらの方が不安も少ないのが特徴です。
マンダウエ市役所の前には、大きなMの字のモニュメントがあります。この辺りも2、3年前は殺伐としていましたが、近年はきれいに整備されています。通りを挟んで向かい側には、セントジョセフパリッシュ（Saint Joseph Parish）という立派な教会があります。入場は無料で誰でも中へ入ることができますよ。

教会から西へ歩いて2分のところには、24時間営業のマンダウエパブリックマーケットがあります。こちらのマーケットは、2019年8月にリニューアルオープンしたばかりで、以前に比べて清潔感がアップしました。魚介類・肉類・野菜・果物・生活用品等が揃っており、庶民の台所ともいうべき貴重な存在となっています。

マーケット周辺には数多くの商店が建ち並んでいます。中でも「ウカイウカイ」と呼ばれる古着屋が面白いので足を運んで欲しいですね。
目印はド派手な爆音ミュージックと、山盛りに積まれた衣類です。Tシャツなど1枚10ペソほどから購入することができますよ。上手く探せば掘り出し物が見つかるかもしれません。

食事は近接するショッピングモール内にあるファーストフード店に挑戦してみてください。フィリピンで最も人気のある「ジョリビー」がおすすめです。お客さんの多さ、料理のクオリティ等、きっと驚きの連続でしょう。

冒頭で、このエリアは治安面での不安が少ないと言いましたが、最低限「ここは海外だ」という意識をもっておく必要はあります。ここは観光エリアではないので外国人をほとんど見かけませんし、日本人観光客は大変目立ちます。華美な服装は避け、手荷物の取り扱いにも十分注意してください。

市役所から教会、公共市場とその周辺、ショッピングモールをのんびり見て回るのに、1時間から2時間ほどあれば十分でしょう。このエリアへのアクセスは、マクタンセブ国際空港からタクシーで約30分です。（道路状況による
）ドライバーへは「マンダウエシティホール」と伝えれば大丈夫です。

「コロンへ行くにはちょっと不安だけど、ローカルの雰囲気を味わいたい」という人は、今回ご紹介したマンダウエ市役所周辺に足を運んでみてはいかがでしょうか。