時間があったらぜひ訪れたいのがワット・ジェットヨード。観光客が大勢行く旧市街のお寺とは違い、のんびりした空気が流れている。広い敷地には、タイのお寺に見られない仏塔がどーんと立っている。仏教の聖地、インドのブッダガヤ寺院を模して作られたためだといわれている。長方形の土台の上にはお寺の名前になっている、7つ(ジェット)の突起(ヨード)があり、四方の壁に彫刻された天使の細工は一見の価値がある。また、境内にはスリランカから持ってこられたといわれる大きな菩提樹があるが、その意味を持つ「ワット・ポーターラーム」とこの寺を呼ぶ人もいる。
ワット・ジェットヨードは1456年にラーンナー王朝9代ティロガラート王によって建てられた。ティロガラート王は仏教の普及に力を入れていて、1477年にはここで第8回世界仏教会議(上座部仏教の仏典編纂会議)が開かれた。
広い敷地にはお釈迦様に関する7つの建物や池、門、ティロガラート王の遺骨を納めた仏塔などが立っている。
ちなみに、ラーンナーでは一生のうちに一度でも自分の干支のお寺を参拝すると大きな得をつめると考えられている。ワット・ジェットヨードは巳年のお寺なので、巳年生まれの人は参拝してみてはいかがだろうか。
【行き方】チェンマイ市内の北西、チェンマイ国立博物館の近く。Super Highway沿いにある。ニマーンヘーミン通りからは車で5分もかからないが、歩くには交通量が多いので、赤色ソンテーオ(乗り合いタクシー)かトゥクトゥクに乗ろう。
Wat Ched Yod ワット ジェットヨード
岡本 麻里
(タイ情報専門ライター)
仏教普及の中心地になったワット・ジェットヨード
- 投稿日2015/08/17
- 更新日2015/11/30
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ジャンル寺・神社・教会 文化財・歴史的建造物
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エリアチャン プアック
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住所
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アクセスターペー門からソンテウで約15分
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電話番号+66-53-225344
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営業時間8:00-17:00
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定休日無休
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公式サイト
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