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コペンハーゲン (デンマーク) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

ウィンザー庸子 (デンマーク公認ガイド)

王家の財宝や調度品がふんだんに遺る名城。

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薔薇の城という意味の、ローゼンボー城は、400年前に活躍した、デンマーク史上間違いなく最も重要な王様の一人であるクリスチャン4世が、プライベートな時間を家族と過ごすために、当時城壁で囲まれてごちゃごちゃしていたコペンハーゲンの城壁の外に建てさせた離宮です。

クリスチャン4世はこの城をこよなく愛し、臨終の際も、ローゼンボー城で亡くなることを願って馬車を走らせて、クリスチャン4世の寝室と呼ばれる自分の寝室で亡くなりました。

このお城には、クリスチャン4世が沢山の書簡をしたためた書斎や、スウェーデンとの海戦で右目に大砲を受けた時に来ていた衣服や、王家の様々な調度品が時代を追って展示されています。最上階の大広間には、日本の古伊万里のフルセットや、王立製陶所だったロイヤルコペンハーゲンの最高級シリーズであるフローラ・ダニカのフルセットや、イタリアのガラスを飾った間もあります。

地下の宝物殿には、王様のサーベルや、重要な晩さん会で供されることもあるというなんと400年前のワインの蔵、琥珀や象牙や一角獣の角でできた彫刻、クリスチャン4世の上が開いている王冠や、絶対王政確立後の上が閉じているクリスチャン5世の王冠、数々のきらびやかなアクセサリーなどが並んでいます。

ローゼンボー城の周りの庭は、その名もコンゲンスへーウ、「王様のお庭」と言い、コペンハーゲン市民の憩いの場となっています。特に夏期には、ピクニックや誕生会、日向ぼっこをする人で賑わいます。

400年前の王様クリスチャン4世がこよなく愛した離宮ローゼンボー城は、コンパクトながら、王家の歴史やエピソードがふんだんの、見どころの多いお城です!王冠や王家の財宝や調度品も見られる、私が大好きなお城でもあります。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。