コペンハーゲン市内の港にある、スロッツホルメン島にあるクリスチャンスボー城。
城といえど、首相官邸、国会議事堂、迎賓館、そして最高裁も敷地内に併設されており、マルチ・ファンクション(多目的)を擁する、豪華な宮殿を思わせる堂々としたたたずまいです。
歴史は古く、12世紀初頭にアブサロンと呼ばれる大司教が建築を開始しました。
その後、2度の大火災に見舞われ(1794年、1884年)、居住していたデンマーク王室メンバーと関係者はアマリエンボー宮殿へと移りました。
そうして現在のような姿に生まれ変わったのは20世紀初頭。
増築や改築を重ね、現在のような"多機能”を備えたコペンハーゲンを代表する建築物になったといえるでしょう。
荘厳な雰囲気の城内は、まさに観光のマストといったところ。
特に、王室の居住スペースだった各部屋を見学することはもちろん、ガイドによる、デンマークの政治形態についての説明を聞きながら国会内を見学することもできます。
広間の中でも謁見の間は特に見事です。
また、特にイチオシなのは、「騎士の間」とよばれる部屋にある、女王マルグレーテ2世の50歳の誕生日のために製作されたタペストリー。
このタペストリーは、御覧になるとわかると思いますが、とても印象的で現代的なデザインによりもので、デンマーク1000年の歴史が織り込まれています。
「戴冠の間」も必見です。この部屋の天井には、デンマーク国旗の歴史が描かれています。
いかにこの国旗が、デンマークにとって大切なのかを示した逸話でちりばめられており、一見の価値ありです。
城を象徴するタワー(塔)は106mあり、コペンハーゲンで最も高い塔で、無料でのぼることができます。
ここにのぼれば、市内を眺め渡せるのですが、1回につき100人ほどの入場制限がありますので、時間に余裕をもって見学することをおすすめします。
のぼるには階段(140段くらい)もありますが、地上階からエレベーターでも行けます(ここでも待ち時間があります)。
見学時間に関しては、4月~9月は毎日10:00~17:00ですが、建築物によって開館時間に若干の差があります。
公式ホームページやホテルのフロントで聞いて、必ず事前に確認してください。
アクセスは、コペンハーゲン駅から歩いて15分ほどのところにあります。
所要時間ですが、各建築物によって差があると思いますが、平均的なところで2~3時間といったところでしょう。
Christiansborg Palace クリスチャンスボー城
カオル イナバ
(フリーライター)
華麗なデンマークの歴史を垣間見るならここへ!クリスチャンボー城(宮殿)
- 投稿日2018/06/26
- 更新日2023/12/26
2017/12訪問
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ジャンル城・宮殿
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エリアコペンハーゲン
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住所
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アクセス鉄道コペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)から徒歩約12分
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電話番号+45-33-926492
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営業時間10:00-17:00
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定休日[10月‐4月]月曜日, その他行事により異なる
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予算入場料(大人) 175デンマーククローネ
(18歳未満) 無料 -
公式サイト
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