今でこそクスコの人形作家といえばメンディビルの首長人形が有名ですが、イラリオ・メンディビルが首長人形を最初に製作したときにはクリスマス市でも土産物屋でもまったく売れなかったということです。
しかし、画家のホセ・サボガルがクスコを訪れたときに死んだ作家の作と騙されて購入し、リマに持ち帰ったことで名声を博し始めます。リマでの展覧会はもとより、海外でも展示が行われその人気は高まっていきました。
イラリオの死後40年近く経ってもその娘や娘婿たちがイラリオの後を継ぎ、メンディビルの首長人形は絶えることなく今も製作されています。
その素材は木やサボテンを軸に、ジャガイモ・トウモロコシ・米の粉を練ったもので肉付けをし、乾燥したあとに色付けをするというもので、焼かれることはありません。
このミュージアムではイラリオの作品の展示と娘婿のダントンさんの工房が見られ、ショップではその作品を購入することができます。
首長人形はたいていの場合、東方の三博士のような数体のセットで売られていますが、数少ない単体も価格は120ドルは最低します。
Museo de Hilario Mendivil ムセオ・デ・イラリオ・メンディビル
クスコで人気のメンディビルの首長人形の工房・ミュージアムショップ
- 投稿日2015/09/29
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ジャンル専門店
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エリアクスコ
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住所
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電話番号+51-84-740037
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営業時間9:00-13:00,14:00-18:00
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定休日日曜日
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