大連駅前から高層ビル群を抜けて10分ほど歩くと、緑に囲まれた大きな円形広場があります。1898年に帝政ロシアが清朝から大連を租借したときに、パリの街並みを似せて造ったといわれる広場です。当時の重厚な欧米建築が広場をとり囲み、広場からは主要道路が放射状にのびています。
日露戦争を経て大連が日本の統治下におかれると大広場と呼ばれていました。その当時の面影を残す建物は、大連賓館(旧大和ホテル)、遼寧省対外貿易経済合作庁(旧大連警察署)、中国銀行遼寧省分行(旧横浜正金銀行大連支店)など、歴史建築博物館のよう。現在は中国の官公庁などに使用されています。広場は一周しても30分ほどでまわれます。かつての大連の街の中心であった広場をめぐり、歴史に思いを馳せるのもいいのでは。
広場の中心部の緑のエリアは市民の憩いの場になっていて、早朝から夜遅くまでダンスや太極拳を楽しむ人たちでにぎわいます。夜には建築物がライトアップされて美しく、周囲の近代建築との対比も楽しめます。
Dalian Zhongshan Square 中山広場
えむくみ
(エディター / ライター)
欧米建築がぐるりと囲む、大連の中心スポット
- 投稿日2019/10/18
2012/05訪問
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ジャンル広場・公園
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エリア中山
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住所
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アクセス地下鉄2号線 中山広場駅すぐ
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営業時間通行自由
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定休日通行自由
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