ベトナム北部の農民たちの間で、
農作業中の遊びや豊作を祈るための行事として行われたのが始まりとされる
「水上人形劇」。
その歴史はすでに1000年を超え、
今では世界各国で遠征公演が行われるなど、
ベトナムを代表する伝統芸能となっています。
人やアヒル、獅子などの人形がリズミカルに舞う水上舞台の脇には、
ベトナムの伝統楽器を奏でる人々の姿が見られ、
臨場感溢れる生歌やセリフの掛け声が楽しめます。
水は透明ではなく濁っているため、
水中のどこから現れるかわからない人形の動きや、花火などには、
大人でもワクワクさせられます。
演目はもちろん「田植え」や「アヒル農法と狐狩り」といった農業や農民の暮らしぶりについてのものが中心です。
しかし中には、明からの独立を果たした実在するレ・ロイ王の「神権」と湖から現れた亀に関する伝説を描いた「レ・ロイ王、ホアンキエム湖の伝説」や何体もの仙女が可憐に舞う「仙女の舞」といった華やかなものもあります。
舞台では、いつも同じ順序でこれら17演目の短編が繰り広げられ、
時間でいうと約1時間前後。飽きる間もなく、
あっという間に終わってしまったと感じることでしょう。
演目終了後には、舞台裏から、人形遣いの人たちが表に出てきてくれます。
その方たちの姿を見れば、腰や人によっては胸元辺りまで水中に浸かりながら人形を操っていたのがわかり、技法への感心が高まります。
ハノイ観光の名物とだけあって、席は、ツアー客等ですぐに埋まってしまいます。
当日までに予約をしておくか、当日になってしまった場合は、
市内観光を始める前にまず水上人形劇場のチケット売り場へ行き、
見たい時間帯のチケットを入手してから、
それまでの時間、旧市街や劇場の真ん前にある「ホアンキエム湖」などの観光をすると良いでしょう。
また、席により値段が異なります。
カメラやビデオ撮影は、入り口で申請し、2万ドン(約100円)~を支払えば自由に撮影できます。
せっかくなので、いい席で撮影も楽しんで帰ってください。
Tang Long(Water Puppetry) 水上人形劇場
ハノイの伝統芸能「水上人形劇」。言葉が分からなくても十分楽しめる!
- 投稿日2015/03/23
-
ジャンル劇場・ショー
-
エリアホアン キエム
-
住所
-
アクセス玉山祠から徒歩2 分
-
電話番号+84-24-8249494
-
営業時間[毎日5回公演] 15:00、16:10、17:20、18:30、20:00(日曜のみ9:30あり)
-
定休日無休
-
予算A列(最前列)-D列(4列目) 200,000ドン
E列(5列目)-I列(8列目) 150,000ドン
K列(9列目)-R列(最後列) 100,000ドン
カメラ撮影 20,000ドン
ビデオカメラ撮影 60,000ドン -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
水上人形劇場周辺のおすすめ観光スポット
- ハノイ36通り (旧市街)
- 玉山祠
- 旧家保存館 (87マーマイの家)
- ホアンキエム湖
- セント ジョセフ教会(ハノイ大教会)
- ヴァン スアン マッサージ
- ハノイ大劇場
- 国立ベトナム歴史博物館
- ホアロー収容所
- ベトナム軍事歴史博物館