ハノイの市街の中心部に、フランス植民地時代の刑務所、があります。フランス支配に抵抗するベトナム人がここで捕らえられたり、殺されたりしたところです。刑務所の黄色い建物のすぐ後ろはハノイ・タワーです。収容所の残りの約3分の2の部分は取り壊されて、ハノイ・タワーと呼ばれる高級マンションとビジネスオフィスが入った高層ビルとなっています。現在、収容所の一部が保存されて、博物館になっています。1896年、この場所に、フランスが刑務所を造り、ベトナムの愛国者や革命家が投獄され、拷問を受けたり殺されたりしました。中でも死刑に用いられたギロチンの展示は有名ですね。内部は、当時のままの牢獄や囚人であるベトナムの愛国者や革命家が鎖につながれて、投獄されたり、拷問されたりする様子を人形などで再現して展示しています。ベトナムの自由と独立を求めて闘ったベトナムの愛国者の顕彰の展示もあります。ホアロー収容所はフランス植民地時代のベトナム人の苦難の姿を示しています。ちょっと重い展示ですが、近代のベトナムの歴史を知るうえで貴重な場所です。余談ですが、1992年に公開されたカトリーヌ・ドヌーブ主演のフランス映画「インドシナ」この独立運動当時のベトナムを舞台にしていますね。また、アメリカとのベトナム戦争のときもこの刑務所はベトナム政府の管轄の下、撃墜されたアメリカ人パイロットを収容していました。アメリカ人からは、「ハノイ・ヒルトン」と呼ばれていました。有名なヒルトンホテルは「ヒルトン・ハノイ・オペラ」という名前なので、うっかりタクシーの運転手に「ヒルトンホテル」というと、ここに連れてこられるかもしれませんね。ハノイの市街を散策しながらここを訪れるのもいいでしょう。
Hoa Lo Prison ホアロー収容所
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ジャンル博物館・ミュージアム
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エリアホアンキエム
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住所
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アクセスハノイ駅から徒歩約10分
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電話番号+84-24-8246358
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営業時間8:00-17:00
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定休日無休
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予算入場料 50,000ドン
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公式サイト
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