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現地のプロ(6人)詳細

Bestia Restaurant ベスティア

押見由香 (ウェブデザイナー)

もはや芸術!繊細な味付けで数歩リードのガストロパブ風

  • イタリア料理がおいしい
  • 人気急上昇

2012年11月末にダウンタウンにオープンしてから、あっという間に超人気レストランとなった「Bestia(ベスティア)」。

ここはAngelino Osteria(アンジェリーノ・オステリア)でトップシェフを勤めていたOri Menashe氏と、今や彼の手にかかれば必ず人気が出るレストランになると言われているBill Chait氏の店です。 ちなみに今までBill Chait氏が手がけてきたレストランはShort Order、Short Cake、Rivera、Playa、Picca、Sotto、Test Kitchenなどヒップな店ばかり。

今ロスではこういうガストロパブ風の店が増えているので、この店もそれだと同類かと思いきや、斬新さを強調していて、他に比べるとかなり先端を行くトレンディな店です。

この日前菜に食べたタコのカルパッチョは見た目がタコとは思えない程に芸術的な一品。 凄く繊細な味でとても美味!こういう店ってたいがいが味付けが濃いのに、ココは味付けがとっても良い塩梅で驚きました。 レモンの香りと酸味が爽やかでかなり好きな一品です。

そしてピザは黒トリュフのピザ。 オーダーする時に「トリュフはオイル?」と聞くと「ちゃんとトリュフだよ」と言われて出て来たのはプリザーブド(瓶詰め)の黒トリュフ。 フレッシュとはちょっと違いますが、これでも十分トリュフの香りが思う存分に楽しめるピザです。

そしてウェイターから食べ方を教わり、その食べ方が斬新で「外側から内側にかけて食べる様に!」とのこと。 彼曰く、その方がピザ生地の食感を楽しめるんだそうです。

ピザと言えば、内側から外に向かって食べるのが普通ですし、私はピザの耳があまり好きじゃないのでいつも残すのですが、今回は言われた通りに外側から食べました。 するとこのピザ生地、今まで食べたピザよりもモチモチ、フワフワしていてピザというよりもパンに近い。生地自体にも風味があるので具が乗ってなくても美味しいんです。 そしてチーズのクリーミーさが黒トリュフの独特な香りと混ざり合い、とっても斬新で贅沢なお味でした。

パスタは全て手打ちの生パスタで湯で加減も20年前のアメリカでは考えられない程のアルデンテ。 パスタ自体に栗を混ぜたり、イカスミ入りのカラスミを使ったりと他の店では見た事の無いような食材を沢山使って斬新なパスタ料理を作り上げているのにかなり感心しました。

最後のデザートのドーナツもオーダーしてから揚げ始めるのでアツアツの状態で登場し、サクサクのふわふわで最高に美味しい。甘さもアメリカとは思えない程控えめで上品なのに驚きました。

ダウンタウンのロフトが並ぶ倉庫地域で最近この手の店が増えて来ているとは言え、やはり治安的にはあまり良くないので安全面で注意が必要ですが、パーキングは専用のバレーパーキングがあるので、そこに停めればまず心配なし。ストリートパーキングは避けた方が無難。

アメリカ人スタッフのみなので基本英語。 対応は問題ありませんが、ダウンタウンでもかなり人気の予約のなかなか取れない店の一つなので、予約の時間に遅れたりすると席を確保してくれない場合もあるので時間厳守で。 サーバーによっては店が混みすぎると対応がスローになるので要注意。

小皿料理が基本でアペタイザーは6ドル〜20ドル。ピザとパスタは15ドル〜27ドル。メインディッシュは25ドル前後とやや高め。 料理だけをシェアする分にはそんなにコスパは悪くないですが、お酒が高いのでお酒を飲むとコスパが悪くなります。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。