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マドリード (スペイン) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

河合妙香 (記者、カメラマン、経営者)

フランシスコ・ザビエルとの関係とは? 

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マヨール広場のトレド門から歩いても、メトロ5番線のラ・ラティーナからも徒歩3分。
狭いトレド通り沿いに、2本の塔を持つ大きな教会があります。
それが、サン・イシドロ教会。マドリードの守護聖人を祀る教会です。

マドリードの守護聖人、イシドロ・ラブラドールは、1082年、
マドリードの質素で謙虚な家庭に生まれた実在の人物です。
清貧な農民としてまじめで信心深い人生を送ったと言われています。
後に彼は、サン・イシドロ(聖イシドロ)と呼ばれるようになりました。

彼には、不思議な伝説がたくさん残されています。

たとえば、貧しい乞食が食べものを恵んでくれと彼の家を尋ねてきたので、
台所の鍋の中のわずかな食料を分けて与えたところ、鍋が食料で満たされたという話。

彼の息子が井戸に落ちてしまい、神に祈ったところ、
井戸の水が上昇して息子が助かったという話。

奇跡を起こした人物として、死後約500年後の1622年に、
ローマ法王グレゴリオ15世から「聖人」として認められ、サン・イシドロになりました。

このとき、日本に最初にやってきたイエズス会のスペイン人、イグナチオ・ロヨラや、
フランシスコ・ザビエルも一緒に聖人に列せられたというのは、興味深い話です。

そんな聖人、サン・イシドロを祀った教会が、
マヨール広場のトレド門から出て200メートルほどまっすぐ下ったトレド通り37番地にある、
2本の塔を冠したコレヒアータ・サン・イシドロ教会です。

1767年まではイエズス会のフランシスコ・ザビエルを祀っていましたが、
教会改革でイエズス会が追放されたので、コレヒアータ(参事教会)となり、
サン・イシドロが祀られたという歴史があります。

今でも毎年5月15日は、サン・イシドロ(聖イシドロ)の日。
マドリード州の旗日です。そして毎年5月になると、
マドリードにあるスペイン最大のベンタス闘牛場では、約1ヶ月間、
サン・イシドロに捧げる闘牛が行われます。

1993年に、王宮向かいのアルムデナ大聖堂ができるまでは、
ここがマドリード州のカテドラルでした。

2本の塔を冠した形は、スペインの教会としては新しい建築様式である事に注目しましょう。

トレドやアンダルシアでは、イスラム教モスクを改修した教会が多いですから、
そのスタイルとは違うところに、1492年の「国土回復運動」(レコンキスタ)以降の建築
であることが見て取れるのです。

ちなみに、右となりの事務所風の建物はマドリード市立高校です。
公立ですが、フランス語とスペイン語で授業が行われており、フランス語コースを卒業
すると、学生はフランスのリセの卒業証書がもらえます。

  • ジャンル
    寺社・教会
  • エリア
    マドリード
  • 住所
  • アクセス
    メトロ5番線ラ・ラティーナ駅より徒歩2〜3分。
    メトロ1番線アントン・マルティン駅から徒歩3分。
    マヨール広場トレド門から徒歩3分。
  • 電話番号
    +34-91-3692037
  • 営業時間
    冬季:7:30-13:00、18:00-21:00、夏季:7:30-13:00, 19:00-21:00(ミサの時間帯は観光不可)
  • 定休日
    無休
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。