「太陽の門」を意味するプエルタ・デル・ソル。15世紀にはマドリードを囲む城壁の門の1つがこの場所に設けられました。それから18世紀になり、この場所に中央郵便局に当たる建物ができあがると、その前の広場はこの街の中心的な存在としてランドマークのような存在になりました。そんな由来もあって、現在はマドリード州首相府になっている郵便局の建物前の地面には、スペインの国道の起点となる「0キロ元標」が埋められています。
広場に目を転じると、真ん中にはさまざまな公共事業を後押ししたとされ、大王とも呼ばれるカルロス3世像が堂々と建っています。また、その東側にはマドリードの紋章をかたどった「クマとイチゴノキの像」が建てられ、いつも多くの観光客が写真を撮り合う姿が見られます。
ソル広場はマドリードの交通の要所にもなっています。地下鉄の1号線、2号線、3号線が交差するほか、郊外電車「セルカニアス マドリード」の駅もあります。さらにデパート「エル・コルテ・イングレス」をはじめとするさまざまなお店が集まっています。バルが軒を連ねるビクトリア通りもすぐ近くにあります。
Gate of the Sun プエルタ デル ソル
マドリードの中心的広場、常に街の人々でにぎわっています
- 投稿日2016/12/27
ショッピングも観光もできる楽しい広場
- 投稿日2014/09/19
- 更新日2020/08/26
2013年9月から向こう3年間、携帯電話のvodafoneによって、
経済苦境の助っ人と自社広告も兼ねた「vodafoneソル」という駅名になった地下鉄2号線と、
1号線、3号線、セルカニアス(近郊線)が乗り入れるソル広場。
グランビア通り沿いのカジャオ広場からは、
プレシアド通りやカルメン通りをよそ見しないで歩けば1〜2分なのですが……。
しかしここには地下のスーパーマーケットも充実したスペイン最大手デパート、
エル・コルテ・イングレスや、フランスの家電ショップ、フナック、そしてカバン、靴、服、
デューティーフリーショップが隙間なく軒を連ねているので、よそ見しないわけには行きません。
なので、ソル広場に行く日は、ショッピングも想定して出かけましょう!
ソル広場では、エル・コルテ・イングレスを背にして目の前に建つ、
時計台のある建物がマドリード市庁舎。
市庁舎の玄関前には「0km」地点の碑が地面に埋められています。
ここは、スペインを放射線のようにのびる街道の出発地点になっています。
エル・コルテ・イングレスを背にして、右手に延びるアレナル通りを5分ほど進めば
オペラ座と王宮があり、市庁舎の前から右に延びるマヨール通りも王宮へと続きます。
左手に伸びる2本の道のうち、サン・ヘロニモ通りを行けばプラド美術館へ、
エル・コルテ・イングレス寄りのアルカラ通りをゆけばシベーレスの噴水へ。
ソル広場からはマドリード最大のツーリスト・インフォメーションがあるマヨール広場まで、歩いて3分。
細い道がごちゃごちゃしていますが、お土産屋さんを冷やかしながら、
とにかく市庁舎の右側の緩やかな坂道を進めば着きます。
ソルやマヨール広場の一角は、手芸通りとしても有名です。
針1本、ボタン1個から売っていますし、スペイン風のアップリケやレースなども豊富ですから、
手芸好きの方には、お店のはしごをお薦めします。
セルカニアス(近郊線)の出口付近には、山桃(マドローニョ)を食べる熊の像が。
この像は、マドリード市の紋章のデザインで、FCアトレティコ・マドリードの紋章、下水管の蓋、
清掃車のドアなど、マドリード市役所管轄の施設や車にはこのマークが付いています。カハ・マドリード(マドリード信用金庫)のトレードマークもコレです。
そんなマークを発見しながら散歩するのも楽しいですよ!
-
ジャンル散策路・道
-
エリアバリオ デ ラス レトラス
-
住所
-
アクセスソル駅を地上に出てすぐ
-
営業時間24時間営業
-
定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
プエルタ デル ソル周辺のおすすめ観光スポット
- ラス デスカルサス レアレス修道院
- サンタ アナ広場
- マヨール広場
- サルスエラ劇場
- サン イシドロ教会
- 王立劇場
- ティッセン ボルネミッサ美術館
- マドリード王宮(オリエンテ宮)
- アルムデナ大聖堂
- シベーレス広場