1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 海外旅行
  3. 海外現地クチコミ
  4. マドリード(スペイン)観光地
  5. マドリード王宮(オリエンテ宮)の現地クチコミ
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]
マドリード (スペイン) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Royal Palace of Madrid マドリード王宮(オリエンテ宮)

河合妙香 (記者、カメラマン、経営者)

迎賓館としても現役 18世紀の華麗な館

  • 観光おすすめ
  • 定番人気

ソル広場からアレナル通りをオペラ座に向かってまっすぐ進み、 オペラ座をすぎて公園の樹々の間から姿を現す白亜の宮殿が、マドリードの王宮です。

1700年に在位したブルボン朝初代国王フェリペ5世から、20世紀のアルフォンソ13世まで、代々の国王が暮らしました。

マドリードが首都になる前、ここにはアラブ式アルカサルがあり、遷都後、国王たちはそこを居城にしていましたが、 1734年の火災にて一度焼失。現在の宮殿は1738年から1755年にかけて、フランスのヴェルサイユ宮殿を参考に再建されたものです。

2800室もある部屋のうち、入場口にあたる大階段、大切な式典が行われる列柱の間、カルロス3世の私室、カルロス3世の控えの間、磁器の間、饗宴の間、玉座の間、銀食器の間、本物が展示されているストラディバリウスの間、丸天井が美しい王室礼拝堂など、エレガントで華麗な部屋の一部が公開されています。

主な部屋は以下です。

[大階段]
王宮の中で、唯一写真撮影が許されている大階段は、1760年にサバティーニが設計。丸天井や左右の階段をぐるりと囲む壁と吹き抜けの天井が圧巻です。観光客はここから中に入ります。

[列柱の間]
次に入る列柱の間は、1985年のスペインEU加盟調印など公式行事に今も用いられた大きな部屋。美しいタペストリーとシャンデリアに注目しましょう。

[饗宴の間]
長いテーブルにお皿がセットされた饗宴の間は、 世界中から訪れる国王クラスの国賓が昼食や晩餐に招かれるバンケットルームです。現在も、君主クラスの国賓の晩餐会はここで開かれます。

[磁器の間]
磁器の間は、カルロス3世の18世紀後半にナポリとシチリア王の王室を模倣して作られました。部屋の壁一面に磁器が施された古典的タルドバロック式装飾が見事です。

[玉座の間]
玉座の間は、国王夫妻が座る玉座です。地球を手にした4頭の獅子の像と、2つの地球が合体した図をあしらった絨毯に、スペイン黄金時代の勢力を感じます。

[王室礼拝堂]
王室礼拝堂は、華やかな丸天井が重なる美しいチャペル。丸天井の中には大階段と同じコラード・ジアキントのフレスコ画が描かれています。

[王室薬局]
王室薬局には、王室の健康管理に用いられたハーブや薬草が入った器、処方箋、ラ・グランハの陶器の壷などが納められています。

現在、国王はここには住んでいませんが、王宮は迎賓館の役目も果たしており、これらのお部屋は、今も公式行事で使われています。

2014年6月19日、新国王フェリペ6世が各国大使を招待して戴冠式のパーティーを開いたのも王宮。新国王が家族とともに国民の前に姿を現し、満面の笑みで手を振ったのは、サバティーニ庭園に面したバルコニーからでした。

毎月第1水曜日の午前には、荷物検査を受けて入ったところに広がるアルメリア広場で、衛兵交代のパレードが行われます。100年前のアルフォンソ13世と同じデザインの制服をまとった騎馬隊の何百頭もの馬が、衛兵を乗せて一糸乱れぬ姿でギャロップする式典は圧巻です。

始まりは12時からですが、多くの観客が集まるので、少し早起きしてもなるべく前方で見るようにしたらよいでしょう。

アルメリア広場を挟んで王宮の対面にある教会は、アルムデナ大聖堂です。ここが、新国王フェリペ6世が皇太子時代、王冠を捨てても愛を貫きたいと言放った恋人レティシア妃と結婚式を挙げた教会です。

三浦 深雪 (料理教室講師、フードライター、料理人)

スペイン王室が垣間見れる!

  • 観光おすすめ
  • 定番人気

地下鉄オペラ駅を降りて
王立劇場を抜けると広がる宮殿が1738年に建立された王宮です。
現在は一般見学の他、公的行事でも使用されています。
残念ながら日本語のガイドはないのですが、
英語のガイドもしくはオーディオガイドをつけて見学するのをお勧めします。
マドリードカードを持ってる方は入口右手より
比較的並ばずにチケット窓口に入れます。

中に入って本館に入る前に是非立ち寄って欲しいのが別館にある王立武具博物館。
黄金の時代と呼ばれたその昔、
重そうな装備で戦に向かった戦士たちに少し同情してしまいます。
それも何と数十キロの重さがあったようです。
そこを出て本館に向かう途中の高台からの景色も是非眺めてみてください。

本館には宮廷画家であったベラスケスやゴヤをはじめ
ここでしか鑑賞できない貴重な絵画にも興味を引かれます。
昔、国王が移動してた人力車というかみこしのような乗り物もあります。
さぞかし国王もおしりが痛かったことでしょう。
今でも晩餐会に使われるダイニングテーブルは
もてなし側の王と后が真ん中に向かい合って座るそうです。

王座の間も公式行事でよくニュースに出てくる広間です。
陶器の間では当時高級とされていた中国風のデザインも見えたり面白いです。
他、調度品の繊細さはさすが王宮、その贅沢さにため息がでます。
昔の薬局もありスペインで有名なタラベラ陶器に各種ハーブの名前が描かれてます。
以前はこうやってハーブを薬として調合していたのですね。

毎月第1水曜日の正午になると王宮のアルメリア広場にて
衛兵交代の儀式を柵の外から見ることができます。
1時間前にいくと見やすい場所が確保できるみたいです。

お時間がある人は是非。
風が強かったり建物の中はひんやりしてることが多いので
薄手の羽織るものがあるとよいです。王宮内は撮影禁止です。

観光に疲れたらオリエンテ広場のCafe de Orienteのテラス席で
王宮を眺めながら一息入れてもいいですね。

  • ジャンル
    文化財・歴史的建造物
  • エリア
    アストゥリアス
  • 住所
  • アクセス
    地下鉄2・5・R線 Opera駅から徒歩約6分、RENFE Príncipe Pío駅から徒歩約14分、3・148・N16番バス Palacio Real停留所から徒歩約4分
  • 電話番号
    +34-91-4548700
  • 営業時間
    宮殿 - [月-土]10:00-19:00 [日]10:00-16:00, 庭園 - 10:00-19:00
  • 定休日
    無休
  • 予算
    入館料(大人) 12ユーロ
    (17-25歳の学生) 6ユーロ
    (5-16歳) 6ユーロ
    (65歳以上) 6ユーロ
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。