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マドリード (スペイン) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Queen Sofía National Museum Art Center 国立ソフィア王妃芸術センター

河合妙香 (記者、カメラマン、経営者)

スペイン現代アートのメッカ 

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18世紀の病院だった建物を改修し、バルセロナ・オリンピックが開かれた1992年に開館した現代アートの美術館は、ギリシャ人の前王妃の名を取り、ソフィア王妃美術館と名付けられました。

ソフィア王妃芸術センターが所蔵する代表作は、ピカソの「ゲルニカ」。ピカソがこの絵の製作過程で描いた細部のデッサンも展示されています。デッサンとともにじっくり大作「ゲルニカ」を見つめると、ピカソの怒り、悲しみ、苦しみ、平和への願いなどが胸に迫ってくる事でしょう。

また、同館にはダリとミロの絵も数多く展示されています。スペインが世界の誇るシュールレアリズムの巨匠たちの絵にまとめて触れるよい機会ですね。

ソフィア王妃芸術センターでは、常設展の他、スペインの現代を問いかける特別展が数多く、また繰り返し行われています。

スペインでは、1936年から同胞同士が右翼と左翼まっぷたつに分かれて抗争する悲しい市民戦争があり、1975年に、市民戦争で勝利した右派の将軍フランコが亡くなるまで、国際的に閉鎖された時代を過ごしたという歴史があるからです。

たとえば、「エスパーニャ1905—1977」という写真展では、内戦直前からフランコ逝去後の歴史が写真でわかりようになっており、強いインパクトを与えられます。これは、2015年の1月まで開かれているので、この時期に行かれる方にお薦めです。

毎週日曜日の午後3時からは無料となり、19時まで入場できますから、日曜日にマドリードにいる予定の方は、計画的に観光されるとよいでしょう。

ソフィア王妃芸術センターの裏通り、アルグモサ通りを5分くらい進むと、ボヘミアンで個性的なバルが集まるラバピエスに出ます。ここは地元の若者たちに大人気な場所。世界中の移民も集まり、多国籍なレストランが軒を連ねています。個性的なお店が多く、楽しいお散歩ができますよ。

ということで、ソフィア王妃芸術センターを出たあとは、ラバビエス界隈でいっぱい飲みなが、今見てきたアートについて思いめぐらしてみてはいかがですか?

三浦 深雪 (料理教室講師、フードライター、料理人)

必見ゲルニカとミロ、ピカソなど現代絵画はこちらへ!

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プラド美術館と同じく国立美術館。

1992年にオープンしました。プラド美術館が19世紀まで、
ソフィア王妃芸術センターが20世紀以降の絵画を貯蔵しています。
ピカソのキュビズモ、ダリのシュールレアリスム、ミロなどをはじめ、
アントニオ タピエスなど彫刻も多く展示されているのが特徴です。
コテコテの宗教画などが苦手な方には是非お勧めです。

お目当てのゲルニカを観るまでには、
スペイン内戦の記録や当時の絵画などを観ることのできる展示室を通り抜けます。
世界大戦に参加していなかったスペインは
その頃自国の内戦でゴタゴタしていたのですね。

さてゲルニカ、色んな解釈があるのですが
窓から顔を出している女性が持つランプは、希望の光。

それに対し、ゲルニカを襲った爆弾は、
その左に描かれた電球のようなもので表されています。
下絵も何枚もあり見ごたえあります。
ソフィア王妃芸術センターではゲルニカ周辺以外は撮影可能です。

この美術館、建物もモダンでして
最上階からのカフェテリアも幾何学デザイン!?でして眺めが面白いです。
休憩にぜひどうぞ。

そして余談ですがレティーロ公園内のPalacio de Cristal(水晶宮殿)と
Palacio de Velazquez(ベラスケス宮殿)は
ソフィア王妃芸術センターの別館になっており、現代美術の特別展などが催されています。

ルートとしては
アトーチャ駅から直接行ってもプラド美術館からのはしごも可能な距離です。

平日19時以降、日曜13時半以降は入場無料です。
火曜定休。その他、休館は1月1日、1月6日、5月1日、5月15日、11月10日、
12月24日、12月25日、12月31日となっています。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。