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メルボルン (オーストラリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

田中 慧 (オーストラリア在住・フリーライター)

外観も内部も荘厳な美しさをたたえた議事堂

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シティの東端、パーラメント駅の目の前にある、コリント様式の荘厳な建物が、ビクトリア州議事堂です。まるでギリシャ神殿のような立派な姿が印象的なこの建物は、ピーター・カール氏によるデザイン。新古典派建築の典型例とされています。1856年から1930年と長い年月をかけて建築されましたが、実は現在でも「未完成」となっています。ですが、建築学の観点からも、議事堂として果たしてきた役割の観点からも大変重要視されており、ビクトリア州遺産に登録されています。19世紀のオーストラリアの建築物としては最大級とされています。
メルボルンがオーストラリアの臨時首都であった1901年から1927年までは、連邦の議事堂として機能していました。現在もビクトリアの議事堂として活躍中です。

内部には荘厳な雰囲気が漂っており、実際の議会の息遣いを感じながら見学ができます。床に敷き詰められた緋毛氈、真実や正義を象徴する像やレリーフ、歴代議員たちの肖像画がずらりと並ぶ廊下は圧巻です。
下院議場は緑色を基調としており、上院議場は赤色が基調。これは、19世紀イギリスのウェストミンスターの文化や伝統から受け継がれたものです。下院議場の天井からはウォーターフォードクリスタルでできた3つのシャンデリアがかかっており、壮麗。議長席はローマ・イオニア式の柱の間にあります。上院議場の議長席の天蓋の上には王家の獅子、王冠、ユニコーンなどが置かれており、華麗な雰囲気が漂います。また、二つの議場をつなぐクイーンズ・ホールは半円型の窓が特徴的な広々としたホールで、歴代ビクトリア州知事の肖像画が並びます。

内部を見学するには、無料のツアーに参加しましょう。通常のツアーは9:30,10:30,11:30,13:30,14:30,15:30、エクスプレスツアーは13:00.16:00となっています。予約の必要はありませんが、一回のツアー人数の上限が25人となっていますので、早めに集合した方が良いでしょう。

開会期間以外(No-Sitting Day):月~金 朝8:30~夕方5:30
開会期間(Sitting Day)朝8:30~閉会まで

2017/03訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。