オールドマカオを感じさせる問屋街、十月初五日街。
ここにある1966年創業の「南屏雅敘」は、地元の人たちに愛される、老舗の茶餐廳(チャーチャンティン)です。
茶餐廳というのは、カフェメニューも中華も洋食もインスタントラーメンも揃う、香港・マカオによくあるカフェのこと。
サラリーマンから学生、家族連れ、新聞を広げるおじさんまで、いつも老若男女で賑わっています。
レトロな店構えですが、有名なお店ということもあり、旅行者の姿もちらほら。
テーブルにメニュー表があり英語も記載されているので、広東語が分からなくても指差しでオーダーできます。
ここの名物は、焼きたてのパン。
なかでも、もちっとした生地に砂糖をまぶした揚げパンの「沙翁(6パタカ)」は、多くの人がオーダーする人気メニューです。
卵をこれでもかというほど挟んだサンドイッチ、「鶏蛋文治(16パタカ)」もおすすめ。
ふんわりとしたパンと優しく甘いパンが口の中で混ざり合い、幸せな気持ちにさせてくれるのです。
ほかにも、パイナップルの形をしたパン「菠蘿包(4パタカ)」や、マカオ風エッグタルトの「蛋撻(6パタカ)」など、見た目は地味でもおいしいパン類が揃います。
ドリンクは、レモンの輪切りをたっぷりと入れたレモン紅茶、「凍西檬紅茶(17パタカ)」や、ミルクたっぷりのコーヒー「ニュウナイホンチャー(15パタカ)」をぜひ。
パン類は軒先で販売もしているので、ランチにサンドイッチを食べて、おやつに沙翁や菠蘿包をテイクアウトするのもあり。
アクセスはセナド広場から徒歩約10分。
店内はいつも賑やか、そしてカップやソーサーが欠けているのはご愛敬。
昔ながらのお店なのでクレジットカードは使えませんが、普段着のマカオをたっぷりと感じられるお店です。
Nam Ping 南屏雅敘 ナンピン
HEMEI
(エディター、ライター)
ローカルの雰囲気をたっぷり感じられる老舗のカフェ
- 投稿日2020/06/19
2019/05訪問
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ジャンルパン
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エリアマカオその他
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住所
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アクセスセナド広場から徒歩約10分
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電話番号+853-2892-2267
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営業時間6:30-18:30
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定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。