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ミラノ (イタリア) ショッピングの現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

川倉 靖史 (イタリア政府公認添乗員)

日本でも有名な高級食材店の本店。

  • 食料雑貨・調味料おすすめ
  • 地元っ子に人気

ミラノにある高級食材店は大きく2つに分かれ「西の横綱イータリー」と「東の横綱ペック」にファンが分かれるというくらい「食のダービー戦」になっています。

日本でも高島屋で扱っているペックの製品は、ドゥオーモ広場近くにあるミラノ本店で販売しています。店内は地上階で、パティスリー、ガストロノミー、チーズ、ハム、生鮮野菜、オリープオイル、年代物バルサミコ酢などを扱い、地下一階はまるでワイナリーのようなワイン蔵、2階では食事もできるスペースとなっています。

特にイタリア料理には欠かせないオリーブオイルとバルサミコ酢。ペックではイタリア全土から厳選したエクストラバージン・オリーブオイルを産地別に取り揃え、バルサミコ酢は甘みの強い品種のぶどうを搾り、直火で長時間煮詰めてから樽でじっくりと熟成させる、伝統的な製法と時間が育てた、贅沢な味わいと香りです。熟成年数が多いほど、コクとまろやかさが増します。

パスタはミラノの高級レストランからも高く評価されている上質なセモリナ粉を使ったパスタ。
イタリアの味を知り尽くしたペックが誇る本物の中の本物です。

客層もハイソサエティーな雰囲気ですが、それもそのはず、イータリーに比べこちらは歴史ある高級食材店となっています。ペックは1883年に創業し、現在の場所からもう少しドゥオーモ広場寄りのオレフィチ通りにフランチェスコ・ペックによってオープンされました。彼はプラハの出身で当時の店はチェコの伝統的な製法でつくられたサラミや燻製肉を販売していました。

その後、ミラノ市民に口コミで評判が広がり、現在の場所に1912年に移動しました。

お惣菜コーナーはとても充実していてミラノの伝統調理を試してみることが出来ます。まず先に何がいいのか、どのくらいの量がほしいのかを伝え、計量されたのちレシートが渡されます。それを持ってレジで支払いを済ませ、戻って支払い済みのレシートを確認して商品が渡されます。

店のルールが分からないと、行ったり来たり「たらい回し」にされる感じがしますが、そのやり方も含め伝統を守っているのかもしれません。

外で食事をするのは疲れるし、ホテルの客室で簡単に夕食を済ませたいという方は、ペックのお惣菜はオススメです。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。