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ナポリ (イタリア) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Gran Caffe Gambrinus ガンブリヌス

笹森 泉 (現地専門食旅会社、イタリア食品輸入会社代表)

老舗カフェで優雅なひとときを

  • 雰囲気が楽しめる
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

1860年創業の老舗カフェ。長い歴史のなか、多くの芸術家集い、文学サロンとしても使われ、今でもその格式とエレガントな雰囲気が楽しめるお店です。

ナポリの王宮、サンカルロ劇場、ガッレリアなどのある町の中心地にあり、ナポリの紳士淑女から観光客までいつでも多くの人々で賑わっています。ゆっくりと座りたいなら店先のオープンテラス、或いは店内奥のテーブル席で飲み物から軽食まで楽しめます。気品あるお店の雰囲気を手軽に味わうなら、入り口近くのレジでお会計を済ませ、レシートをバーカウンターに持って行きオーダーする立ち飲みもお勧め。カフェを作る職人バリスタの手さばきを見ながら、カフェを待ちます。

店内のショーケースにはナポリならではのお菓子スフォリアテッラ(パイやタルト生地のなかにリコッタチーズのクリームが入ったもの)、ババ(スポンジケーキにラム酒シロップが滲みたもの)、トルタ・カプレーゼ(チョコレートとナッツのケーキ)などのナポリ菓子が常時並んでいて、いつもテイクアウトのお客さんがいっぱいですが、もし食べてみたいお菓子を見つけたら、そこは臆せずナポリ人に混ざってショーケースの前に陣取り、お菓子を注文してみましょう。 お菓子の金額が書かれた紙をくれるので、それをレジに持って行って支払い、レシートを持ってカウンターに戻るとお菓子をもらえます。テイクアウトするときにはイタリアの老舗ならでは味がある包装をしてくれますよ。 またガンブリヌスで使用されている緑の柄のカップ&ソーサー等も購入可能なので、ナポリ滞在の記念やお土産にもいいかもしれません。

優・トロペーア (現地在住ブロガー、フリー音楽家)

イタリア共和国と同い年のカフェ・サロン

  • 雰囲気が楽しめる
  • 有名人ご用達

リバティ様式でまとめられたインテリアは、19世紀当時のナポリの芸術家たちによる絵画、スケッチ、彫刻などもそのままに、スペイン地区やスパッカナポリなどに見られる、いわゆる「下町のナポリ」とは一線を画す、「ナポリの文化的または知的社会」を垣間みられる場所です。

1860年、イタリア統一と共に歴史を開始したガンブリーヌス。ヨーロッパ中から集めた最高品質の菓子・ジェラート職人にバリスタ、彼らによるドルチェとジェラートで、センセーショナルな開店となりました。彼らの名声は、店のすぐ前にある王宮にも届き、王室御用達の名誉を戴きました。
開店以来、文学的芸術的知識人の集いの場として賑わっていましたが、第2次大戦下では「反ファシズム勢力の場所」とされ、閉店を余儀なくされましたが、戦後、ナポリの事業家により、ガンブリーヌスは営業再開、今日に至ります。

「持ち主不明のレシート」
ところで、ガンブリーヌスが開店した時代は、コーヒー1杯を払えなかった人々がいた時代でもあります。そのような人々のために、紳士達は自分のコーヒー代に加え、1、2杯分余分に支払い、コーヒーの薫りを彼らとも分かち合ったのでした。この精神は現在でもガンブリーヌスに生きていて、「余分なコーヒー分のレシート」を置いていける大きなエスプレッソカップが、入り口に存在します。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。