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ナポリ (イタリア) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Il Vero Bar del Professore イル ヴェーロ バール デル プロフェッソーレ

アドマーニ (イタリア留学代理事業代表)

エスプレッソと言えばこのお店!

  • エスプレッソがおいしい
  • 地元っ子に人気

イタリアに行ったら飲みたいのが、小さなカップに本来のうまみを凝縮したエスプレッソコーヒーです。
圧力によって抽出される深煎りの濃厚な味わいは、街歩きに疲れた体をリフレッシュしてくれます。
バリスタから直接サーブされるデミタスカップの苦味の強いコーヒーを、立ったままカウンターで3口で飲むのがイタリア流。
イタリア全土で愛され一日に何杯も飲む人も多いですが、ナポリのエスプレッソコーヒーは格別。
ただでさえ濃厚なのにナポリのそれは更に半分ほどの量まで凝縮され、唇が火傷しそうなほどに温められたカップに注がれます。

ナポリには、このおいしいエスプレッソコーヒーを提供してくれるバールが数多くありますが、
ここ「イル・ヴェーロ・バール・デル・プロフェッソーレ」のコーヒーは、飲み終わって店を出た後まで余韻が残り、その日のうちにまた戻りたくなるほどのおいしさ。
コーヒーと一緒に水を出してくれるので、のどを潤すと同時に口の中をキレイにして、コーヒーの味を楽しむ準備をしましょう。
(水は出してくれないときはバリスタにお願いします)

お店は王宮とプレビシト広場を左手に見たトリエステ・エ・トレント広場に位置し、ガッレリア・ウンベルト1世からもすぐです。

コーヒーはもちろんのこと、このバール一番の名物は「カッフェ・ノッチョラート」という、ヘーゼルナッツクリームを使ったデザートのようなコーヒードリンク。
口の中でとろける優しい甘みとエスプレッソコーヒーの奥深い苦味が見事に合わさった癖になる一杯です。
今では同じドリンクを作る店がいくつもありますが、生み出したのはここ。
一度はエスプレッソを飲みに、そして次はノッチョラートを飲みに、2度は足を運んでいただきたいお店です。

コーヒー以外にもナポリでは見逃せないドルチェ、「スフォリアテッラ」や「ババ」も人気。
もちろん、コーヒーの粉などのお土産も購入できます。

優・トロペーア (現地在住ブロガー、フリー音楽家)

近くの歴史的カフェサロンよりも、実は美味いコーヒー!

  • エスプレッソがおいしい
  • 地元っ子に人気

1996年開業と、意外と新しいこのバール。
すぐ近くに軒を並べる、150年以上の歴史を誇るカフェサロンとは正反対の雰囲気。バリスタも如何にもナポリッ子といった風情で、店内のラジオから流れてくる歌声を真似て大音量で歌ったりしながら、くるくると動き回り、手早くコーヒーを用意してくれる(イタリアで「コーヒー」といえば、エスプレッソのことです)。
見ているだけでも楽しくなるバリスタ達ですが、イタリア語、それもナポリ語が分かるなら、彼らの遣り取りを聞いてみて下さい。面白い!

肝心のコーヒーですが…。
これが美味しい。
他の街では決して味わうことの出来ない、濃厚でクリーミーなナポリのコーヒー。堪りません。

本当に美味しいコーヒーは、砂糖無しで十分いけるのですが、ナポリにしかない「コーヒークリーム」を入れてみるのも一興です。(これはコーヒーに砂糖を入れて練ったもので、家庭ではエスプレッソマシーンから出た最初の数滴をデミタスカップに注ぎ、砂糖を入れて練り上げます。)ナポリでしか味わえないクリームといえば、ヘーゼルナッツのクリームもよいでしょう。ほのかに香る甘いヘーゼルナッツのクリームは、コーヒーとの相性抜群です。

ただし。
カウンターでコーヒーを頼む時に、レシートを渡しながら、「Con la crema del caffè コン ラ クレーマ デル カッフェ(コーヒークリーム)」もしくは、「Con la crema della nocciola コン ラ クレーマ デッラ ノッチョーラ(ヘーゼルナッツのクリーム)」と、先に注文してしまいましょう。もちろん後からお願いしても入れてくれますが、ナポリでは、砂糖や甘いクリーム類は先にカップに入れておくのが流儀なのです。理由は、後から入れると、コーヒーが冷えてしまうから。
そんなわけはないと思うのですが、ナポリに来たからには、ナポリの流儀に従ってみましょう。
ナポリ菓子も大変美味しいお店です。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。