子どもが幼稚園の通っていたころだからもう六、七年も前の話になるが、遠足でヴューニース(旧市街)のてっぺんにあるシャトー(城跡)へ登ったことがある。
一クラス、三十人くらいの五歳児を連れての遠足だ。
担任の先生、アシスタントの先生、付き添いはわたしともう一人のママ。
海を回って、シャトーへとのぼりお弁当を食べた。遊具で思い切り遊んだ。
そして下山。階段を降りたところで、担任の先生が、言った。
「今日はみんないい子だったからアイスクリームのプレゼントをします」。
先生が立ち止まったのが、フェノキノ グラシェールのお店の前だった。
近場の遠足とはいえ、五歳児たちは相当に疲れていたし、わたしたち付き添いのママも神経は使うし、足はパンパンだし子どもたち以上に疲れていたから、その申し出はほんとうにありがたかった。
ガラスケースの中には悩んでも悩んでも悩みきれないほどのフレーバーが並んでいる。
三十分人の子どもたちの注文を聞くのは無理と判断した担任の先生は「フランボワーズ」「チョコレート」「バニラ」の三つのフレーバーから選びなさいと子どもたちに言った。
意外だったのはフランボワーズを選んだ子どもたちがものすごく多かったこと。
わたしはあの酸っぱさが子どもたちにうけがいいとは思っていなかったのだ。
ニースで育った子どもたちなのだなあと思ったものだ。
地元住民のわたしたちでさえ何度も足を運んでしまうのは、前回食べることのできなかったフレーバーが頭から離れないからだ。
ニース滞在中にあなたは何個のフレーバーを食べるだろうか?
興味のある方はお店の中に足を運び入れてほしい。
そこには若い頃のゴクミとジャン・アレジの写真がひっそりと飾ってある。
彼らもここのジェラートには舌鼓を打ったのだ。
Fenocchio Glacier フェノキノ グラシェール
ゴクミとジャン・アレジも夢中にしたイタリアンジェラート
- 投稿日2015/11/27
ニースで一番有名なジェラート店
- 投稿日2015/11/27
ニースで一番有名なジェラート店。
チェーン店なので、複数店舗あります。
このお店の特徴は、何と言ってもそのフレーバーの数!!
大きく分けて、フルーツベースの物、クリーム系、チョコレート系、フラワー系、その他お菓子や植物や、ちょっと変わった野菜なども。
全部で常時100種類近くのフレーバーがあります。
生姜や、サボテンなんていった珍しいフレーバーも。
食べてみると意外とちゃんとジェラートとして成立しているものもあるので(そうでないと思うものもありますが)珍しいものが好きな方は是非挑戦を!
注文時は、カップかコーンか、何個アイスをのせるかをいって先にお会計をします。それから好きなフレーバーを注文していきます。
有名なのは旧市街の中程の、Place Rossettiという広場にある店舗。
それ以外にも、Boulevard de Jean jaures沿いにも1店舗できました。
お店には椅子とテーブルも設置してあるので、座って食べることも出来ます。
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ジャンルスイーツ
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エリアオールド タウン
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住所
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電話番号+33-4-93807252
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営業時間9:00-夜遅くまで
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予算10ユーロ~
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公式サイト
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