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ポルト (ポルトガル) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Dom Luis Bridge ドン ルイス1世橋

りゅみに (会社員)

ポルトの繁栄とともに誕生した、ポルトのシンボル

  • 歴史的建造物おすすめ
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

ポルトで一番「ポルトらしい」風景に欠かせない、ドン・ルイス1世橋。

いつも活気であふれる川辺のリベイラ地区からのドウロ川とドン・ルイス1世橋は絶好の撮影スポットですし、ドン・ルイス1世橋を渡ってすぐのガイヤ側からのポルトの風景にも、ドン・ルイス1世橋が欠かせません。

ポルトが誇るサン・ジョアン祭の舞台になるのも、川辺のリベイラ地区とドン・ルイス1世橋。
6月23日の深夜には、ドン・ルイス1世橋から花火が上がり、リベイラ地区は身動きが取れないほどの人で埋まります。


***
ドン・ルイス1世橋はポルトの繁栄とともに誕生した橋です。

19世紀後半、ポルトの産業化が目に見えて拡大し、ガイヤやリスボンへの交通量が増す中、ガイヤとポルトを結んでいた吊り橋・ペンシル橋にとって代わる橋として架けられました。

当初は、1877年に開通した鉄道橋・マリア・ピア橋の建設を指揮したギュスターヴ・エッフェル(エッフェル社)がドン・ルイス1世橋の案も提示していたのですが、一層構造では交通量緩和に繋がらないとの理由で却下。
その後二層通路橋にすることが決定し、着工する会社を決めるコンテストが行われ、ベルギー人技師テオフィル・セイリグを中心に案を出したWillebroeck社が選ばれました(ちなみに、エッフェル社もコンテストに参加しています)。

実はテオフィル・セイリグは、エッフェルの弟子の一人で、マリア・ピア橋のデザインにも関わった人物です。

当時の国王の名を冠し、ドン・ルイス1世橋と名づけられました。


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個人的には、コインブラに住んでいた頃、ポルトに向かう高速バスの車窓から見るドン・ルイス1世橋とポルトの風景が忘れません。

ターミナルに到着する直前、今までの代り映えのしない景色から急に視界が開け、谷間にドウロ川が流れ、ドン・ルイス1世橋が静かに佇み、丘に沿ってオレンジ屋根の家々が立ち並ぶ光景が目前に広がります(隣に架かるインファンテ橋からの眺めです)。

ほんの一瞬の出来事なのですが、何度通ってもハッと見とれてしまう風景なのです。


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ポルトといえば、皆が一番に思い描くドン・ルイス1世橋。

2階部分はメトロが通っていますが、歩行者用の通路もあります。
天気がいい日は特に風が心地よく、とっておきのポルトの風景を堪能することができます。

フィリグラーナ (インポーター)

街全体が世界遺産!

  • 観光おすすめ
  • 定番人気

ポルトガル第2都市、ポルト。古い街並みがそのまま残るポルトは、歴史的地区全体が世界遺産に登録されています。
「魔女の宅急便」の舞台としても参考にされたといわれていますが、
その街のシンボルとも言っていいものがこの「ドン・ルイス橋」。
一度見たら、決して忘れられない風景がそこにはあります。

■歴史的背景
ポルトの街に流れるドウロ川。この川を挟んである二つの地区、ポルトとヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結ぶ橋は、
18世紀のころからありましたが、1879年に政府が鉄製の橋を建設することを決定し、公募でデザインが集められました。

そこで選ばれたのが、エッフェル塔を建設したギュスターヴ・エッフェルの弟子の一人、
ドイツ人のテオフィロ・セイリグでした。
1881年に着工し、5年後にポルトガル王ルイス1世により開通式が行われました。

橋は2階建て構造で、建設当時から近年まで上下ともに自動車や人が行き来をしていました。
2005年よりメトロが開業し、上層階はメトロと歩道者のみの通行が可能になっています。

■見どころ
ポルトの代表的な景色を楽しむために、まずドウロ川沿いを散策してください。
ポルト側(サンベント駅やボルサ宮殿がある方です)からは、
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアに立ち並ぶワイナリーを眺めることができます。

樽を乗せた小さなボートがいくつも浮いているのが見えますが、
それは以前ドウロ川上流で生産したポルトワインをボートに乗せて、
町がある下流まで運んだ時に使っていたことに由来します。
現在は観光用としておかれていますが、ルイス橋と共にとても絵になる光景です。

ポルト側での散策の後は、下層階を渡りヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア川へ行ってみてください。
橋の幅は8m、上層の長さは395mで、下層の長さは174mです。
観光バスも下層を通るため割と狭く感じるかもしれません。

ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側からは、ポルト側の歴史地区を綺麗にみることができます。
ポルトは坂道が多い街ですが、そのお蔭でさまざまな建物が重なることなく見ることができます。

ポルト側にもたくさんのカフェやレストランが並びますが、
こちらのヴラ・ノヴァ・デ・ガイア側にもレストランがずらりと並んでいます。
ドウロ川を眺めながらの食事は時間がゆったり流れてリラックスできるのでお勧めです。

ルイス橋とドウロ川は上からの眺めもとても美しいので、モーロ公園や修道院まで行く価値はあります。
ルイス橋裏側の道から上に登っていくことも可能ですが、
ケーブルカーを使うと窓からの景色を楽しめることができます。

アクセス :ポルト側最寄り駅 サンベント駅Sao Bentoより徒歩5分
      ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側最寄り駅 モーロ公園Jardim de Morro
※リスボンからポルトはAfla号という特急電車で2時間半です。
Lisboa - Oriente駅から乗り、Porto - Campanha駅で降りるのが便利です。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。