世界遺産に登録されている教会です。
ポルトの歴史的地区内にあります。
13世紀にポルトのフランシスコ会の修道士たちにより建てられたのが始まりと言われていますが、当時はとても小さい教会でした。後の1383年、ポルトガル王フェルナンド1世のもと拡張工事が開始され、1世紀以上経った1425年に完成しました。
元々はゴシック様式でしたが、19世紀に勃発した内戦により大部分が焼失し、内装はバロック様式の装飾が施されています。
見どころとしては、なんといっても約600kgの金を使用したといわれている内装です。
外観からはまったく想像できませんが、ブラジルから持ち帰った金を贅沢に使用し木工細工で飾った内部は、当時のポルトの繁栄を象徴しているようです。
しかし、当時この贅沢な装飾はフランシスコ会の信仰と意を反するとし、聖職者たちによって教会は閉じられました。
主礼拝堂にあるユダ王国の12人の王とイエスの家系図を描いた「イエスの木」と呼ばれる木工細工は大変有名で、この教会の人気スポットになっています。
入口のメイン・ファサードにはゴシック様式の大きなバラ窓があります。
こちらの教会は写真撮影(特にフラッシュ)が禁じられてるのでご注意ください。そのかわりじっくり時間をかけて見ることをおすすめします。
入場料が3.5ユーロかかります。入口で支払います。
展示室も見学できます。
Sao Francisco Church モヌメント デ サン フランシスコ教会
ポルトの黄金の教会
- 投稿日2015/11/27
金箔細工がまぶしい、黄金の教会
- 投稿日2015/11/27
金箔細工の美しさが目を引くサン・フランシスコ教会。
黄色がちな金色がおどろおどろしいほど(もしかしたら、併設されている貴族の間や地下のお墓の印象を引きずっているのかもしれませんが)。
清貧を命題にするフランシスコ会の教会にそぐわない豪華さに首を傾げてしまいますが、この教会が建設された頃は、既にフランシスコ会は教皇に認められ、教会権威の象徴となっていたのです。
1383年に建設が始まり、1410年に完成。
その後追加工事がなされた部分もありますが、大きな変更がなされることなく、ポルトのゴシック建築の代表作といえます。
金箔細工は18世紀前半に施されました。
背景には、ブラジルのゴールドラッシュにより、大量に金がポルトガルに持ち込まれたことが挙げられます。
金箔細工は比較的少ない量の金で豪華に贅沢に見えることから、当時重宝されていました。
1833年、ポルト包囲が原因で修道院部分が焼失。
1834年の修道会解散令発令により修道院としての機能を失い、教会は1839年まで税関の倉庫として使用されました。
訪れると、かつてのポルトガルと教会がいかに力を持っていたかを実感できます。
残念ながら内部の写真撮影は禁止されていますが、その黄金の輝きがとても強く印象に残ります。
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアポルト
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住所
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アクセス地下鉄D線 サン・ベント São Bento駅から徒歩約9分
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電話番号+351-22-2062100
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営業時間4-9月: 9:00-20:00, 10-3月: 9:00-19:00
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定休日45651
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公式サイト
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