メトロ1号線 サンポールで降りるとそこはもうマレ地区の中心です。
マレは「沼地」という意味で16世紀から湿地帯が整備され
国王の住む宮殿や貴族の館が立ち並ぶようになりました。
その代表的な建造物として
アンリ二世の財務大臣を務めていたシュリーの館があります。
この地域はドゴール政権下のアンドレ マルロー文部大臣の時代に
文化保護地区に指定されて老朽化した建物でも建て直されずそのまま残っています。
訪れたい場所は、まずパリ市が管理するカルナバレ博物館で、入場は無料です。
フランス大革命時代の資料が展示されていることで有名です。
ここに小さな容器に収めらたマリーアントワネットの髪が保存されています。
マレ地区は、日曜日でも小売店が店開きできるため、
特に休日大勢のパリジャンが集まります。
その目抜き通り、フラン ブルジョワ通りを歩いてみましょう。
可愛いアクセサリーや裁縫用品など、雑貨で他では手に入らないものが見つかります。
カルナバレ博物館からこの通りを歩いて行くと
昔、宮廷用として作られたボージュ広場に入ります。
ルイ13世の騎馬像のあるボージュ広場を囲む建物は、
16世紀、国王と王妃の住む宮殿でした。
この一角に「レ ミゼラブル」の小説で有名なビクトル ユーゴの記念館があります。
ナポレオン三世がクーデターで政権を握り、
それに反対していた彼がイギリスに亡命するまで住んでいたところです。
見学してみると以外と東洋趣味を持っていた作家だったことに驚かされます。
この広場を抜けるとフランス大革命で有名なバスティーユ広場まで歩いて5分です。
The Marsh マレ地区
なかじま いちろう Nakajima Ichiro
(フランス通訳ガイド講師連盟会員)
日曜日でも買い物できます。マレ地区
- 投稿日2014/09/30
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ジャンル旧市街・古い街並み 世界遺産
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エリアマレ
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住所
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アクセス地下鉄1番線 サンポール Saint-Paul駅から徒歩5分
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公式サイト
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