メトロ1号線サンポール駅下車、またはメトロ8号線シュマンベール駅下車で、徒歩7分ほどで着けます。マレー地区でも美術館や博物館が密集している界隈なので、ところどころに行き先を示す標識があります。
コニャック ジェイ美術館は、14あるパリ市が運営している美術館の一つです。市立美術館は入場が無料なので、ここももちろん常設展は無料、企画展の場合のみ有料となります。
この美術館はフランス人実業家、エルネスト・コニャックとその妻マリー=ルイーズ・ジェイの名前を取ったもの。夫妻はポンナフ橋のそばにあったデパート「サマリテーヌ」を創業し、主に18世紀の芸術品を収集していました。
2人の名前を取った美術館は、最初オペラ・ガルニエのそばにあるキャプシーヌ大通りにありました。収集家が亡くなった後、コレクションはパリ市に寄贈され、デパートが閉店した後にこちらへ移されてきました。
現在マレー地区にある美術館は、もともと16世紀に貴族が住んでいたドノン館です。建物自体が文化財に指定されています。近所にあるカルナバレ美術館と建物の構造がどことなく似ています。
館内にある作品群の見どころは、まず、18世紀のフランス国王ルイ15世のお妃マリー・レクザンスカのサロンが再現されている部屋でしょうか。
それ以外にも、どこかで見たことがあるような有名な絵画がたくさん展示されています。レンブラント、セザンヌ、ドガの絵画もあり、その収蔵数は1200点とのことです。
なお、オーディオガイド(5ユーロ)の言語は仏、英のみです。
Cognacq-Jay Museum コニャック ジェイ美術館
なかじま いちろう Nakajima Ichiro
(フランス通訳ガイド講師連盟会員)
マレー地区にある18世紀の芸術作品を集めた美術館は昔、貴族の館でした。
- 投稿日2019/10/28
2019/08訪問
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアマレ
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住所
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アクセス地下鉄1線 Saint-Paul駅から徒歩約6分、8線 Chemin Vert駅から徒歩約7分、11線 Rambuteau駅から徒歩約10分、29番バス Payenne停留所から徒歩約2分、69・76・96番バス Saint-Paul停留所から徒歩約6分
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電話番号+33-1 40 27 07 21
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営業時間10:00-18:00
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定休日月曜日, いくつかの祝日
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予算常設展 無料
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。