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パリ (フランス) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Grande Arche グランダルシュ(新凱旋門)

なかじま いちろう Nakajima Ichiro (フランス通訳ガイド講師連盟会員)

凱旋門同様、こちらも登れます。

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新凱旋門に行くにはメトロ1号線を利用して、最終駅ラ デファンス La Défenseで降ります。メトロから地上に出ると、目の前に高さ110メートルある大きなアーチが見えてきます。

高速鉄道RERでも行けますが、パリから行くとメトロと違い追加料金が発生します(RERに乗る前にラ デファンス行きのチケットを購入する必要あり)。

なお、フランスではGrande Arche(グランダルシュ)と呼ばれています。大きなアーチということで正確には凱旋門ではありません。凱旋門というのは、古代ローマ時代から戦争で勝利してきた兵士たちを町に迎え入れるために建設されたもので、この文化財は戦勝記念ではないからです。

ミッテラン大統領の時代、1989年のフランス大革命200周年記念に建設されました。設計したのはデンマーク人のスプレッケルセン。フランス国内で文化財になっている建造物は、意外にも外国人が多く設計しています。

パリの地図を見ると、ルーブル宮殿中庭にあるカルーゼルの門、凱旋門、そして、新凱旋門が一直線に並んで建てられているのが分かります。ちなみに、新凱旋門の縦横の高さは凱旋門のそれぞれおよそ倍あるため、迫力のある大きさです。

新凱旋門の屋上35階には展望台があり、凱旋門同様に登ることができますが、こちらは階段ではなくエレベーターを利用します。料金は大人一般15ユーロ、子供7ユーロ、3歳以下は無料。

建物の内側には蜘蛛の巣のような幕が張られていますが、これは風よけだそう。高層建築が集まっている界隈にあり、時々強風が吹き荒れる可能性があるからだそうです。

パリ市側から新凱旋門の階段を登っていき郊外の方を見ると、下には墓地が広がっています。美観を損なうとして墓地に蓋をする計画がありましたが、遺族からの反対を受け、最終的には木々を植えてカモフラージュして墓石を見えないようにしました。

また、この周辺には現代作家の彫刻が置いてあったり、散策してみるとなかなか面白い物体を見つけます。新凱旋門の左手にはショッピングモールがあり、オーシャン(Auchan)というハイパーマーケット(総合スーパー)が入っています。

2019/08訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。