Architecture and Heritage City 建築遺産博物館

この美術館は、1937年の万国博覧会で建造されたシャイヨー宮の左側に入っています。同じ建物の右側には海洋博物館があります。

アクセスはトロカデロ駅（6号線、9号線）下車、徒歩2分。

美術館の1階には、フランス国内にある中世の時代に建設された教会や大聖堂の正門を飾ったロマネスクやゴシックの彫刻のレプリカが、350点置かれています。

フランスの地方都市でも交通の便が悪く、なかなか行けないヴェズレーの有名なタンパンなどもあり、中世美術に興味ある人には必見の美術館です。

2階には、日本でも著名な国際的に活躍していた建築家たちが作った、フランス国内にある近代建造物の模型が300点あまり陳列されています。

中でもサヴォア邸で有名なル・コルビュジエが設計した歴代の模型が右手奥の方に展示されていて、マルセイユに建設した集合住宅の実物大模型の中に入ってみることもできます。

3階では、教会のステンドグラスが紹介されています。
中世の時代、どういう風にステンドグラスを作ったか説明しているコーナーもあります。

この美術館は、意外と興味をそそられる作品が多く、結構見学に時間がかかります。1時間半は必要でしょう。
見学の後は、シャイヨー宮の広場でエッフェル塔をバックに写真を撮りましょう。

火曜日は定休、開館時間は11:00～19:00（ただし、木曜日は21時まで営業しています）。
入場料 は、大人一般8ユーロ。ただし、毎月第1日曜日は無料。18歳未満の子供、身障者と同伴者、ジャーナリストは無料です。