ブータンの首都・ティンプーの街のシンボルでもある白く大きなこのチョルテン(仏塔)。1972年に亡くなった第3代ジグミ・ドルジ・ウォンチュク国王が生前に建立を企画し、没後の1974年に国家事業として第3代国王を記念する意味を込めて造られました。
今も参拝者が絶えることは絶対になく、ティンプー市民は学校や仕事に行く前にこの仏塔を訪れお参りを、そして家に帰る際にも訪れてお参りをします。敬虔な仏教徒であるブータンの人たちは自分や家族の為だけではなく、生きとし生ける物全てにお祈りをしているのです。
敷地に入って左側には大きなマニ車が。その周囲にはおじいさん、おばあさんが座り一日中この場でマニ車を廻しながら観音菩薩の真言「オム・マニ・ペメ・フム」を唱えています。輪廻転生を信じるブータンの人たち。彼らは来るべき自分の人生の最後を見つめ、少しでも良い来世に生まれ変わってくることが出来るようにと一日お祈りをしているのです。
ちなみに最近はなかなか内部に入れないのですが、この仏塔は3階建てになっており、内部に描かれた美しい仏画や仏像は本当に素晴らしい物。特に仏塔の中心に納められた憤怒尊の形をした歓喜仏(ヤブ・ユム)の立体マンダラはここでしか見ることができない大変貴重なものです。
Thimphu Chorten (Memorial Chorten) ナショナル・メモリアル・チョルテン
現地の人々が、毎朝かならずお祈りをする場所
- 投稿日2016/03/24
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ジャンルモニュメント・記念碑 寺・神社・教会
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エリアティンプー
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住所
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アクセスティンプーの時計塔広場から徒歩約10分
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営業時間9:00-17:00
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定休日無休
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予算大人 300ニュルタム
子供(4歳以下) 無料
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